【恐怖】銀行口座に見知らぬ振り込みが!→放置すると「口座の取引停止」になるケースも!?

銀行口座に「身に覚えのない振り込み」があった場合、どうしますか。「そのうち銀行から連絡があるだろう」と放置していると、突然口座が凍結され、入出金を含むすべての取引ができなくなってしまうかもしれません。
 
本記事では、身に覚えのない振り込みが原因で口座が凍結される理由を紹介するとともに、口座の不正利用を防ぐポイントについて解説します。

身に覚えのない振り込みが口座凍結につながる理由

自分の銀行口座への「身に覚えのない振り込み」が犯罪に関わる不正取引だった場合、警察からの情報提供により、その口座は凍結されます。口座を使える状態にしておくと、さらなる犯罪が起こる可能性があるためです。口座が凍結されると一切の取引が停止され、入出金はもちろん、振り込みや口座振替もできなくなります。

 

これまで口座を人に貸したり売ったりしたことがある場合、その口座は振り込め詐欺やヤミ金の資金洗浄、ネットショッピング詐欺といったさまざまな犯罪に使われている可能性があります。そのほか、紛失した通帳やキャッシュカードが知らない間に不正利用されている場合も少なくありません。自身が直接関わっていないとしても、口座が犯罪に使われている場合は凍結される可能性があります。

 

加えて、運転免許証や健康保険証などの身分証明書を落としたり盗まれたりした場合にも注意が必要です。身分証明書を悪用して作った不正口座が犯罪に使われてしまう場合もあります。こうした場合、警察や金融機関からの情報提供によって、犯罪に使われた不正口座以外の口座まで取引停止の措置が取られる可能性があります。

 

口座の不正利用を防ぐ方法

不正利用を防ぐためには、怪しい取引に応じないことが重要です。預金口座の売買は、買う側だけでなく売る側も罪に問われます。メールやSNSなどによる「高収入バイトしませんか」「簡単にお小遣い稼ぎができます」といった連絡から、口座の売買を持ちかけられる場合が多いです。他人になりすまして銀行口座を作るように命じられることもあります。簡単にもうかる「おいしい話」には裏があると考えて、怪しい取引に応じないようにしましょう。

 

また、使っていない口座を放置していると、知らない間に犯罪に利用されてしまう可能性があります。紛失した通帳やキャッシュカードをそのままにしておくのも危険です。使わなくなった銀行口座は必ず解約しましょう。現在使っている口座は入出金の履歴をこまめにチェックし、身に覚えのない取引があった場合はすぐに金融機関へ問い合わせましょう。

 

加えて、インターネットバンキングのセキュリティー対策も欠かせません。まず、暗証番号を他人に教えるのは絶対にやめましょう。ログインパスワードを定期的に変更する、安全性の高いワンタイムパスワードを使うなどの対策も有効です。ショートメッセージサービス(SMS)や電子メールに銀行や宅配業者を装った偽のメッセージが届くこともあります。メッセージに記載されたURLをタップすると偽のWebサイトが表示されますが、口座番号やパスワードを入力するのは絶対にやめましょう。

 

偽のメッセージの中には、本物の銀行や企業などと見分けがつかないほど作り込まれたものもあります。SMSやメールのメッセージはすぐに信用せず、「おかしいな」と思ったら銀行や企業の公式サイトを確認したり、コールセンターに問い合わせたりすることが大切です。

 

関連記事: