LEDは長持ちするからエコで、電気代の節約にもなるといわれています。では実際に、わが家の照明を蛍光灯からLEDに替えると、どれくらいの節約になるのでしょうか。今回は、蛍光灯とLEDの電気代を比較してみました。
蛍光灯とLEDの特徴
蛍光灯は、日本で長い間使われてきた照明器具で、白熱電球よりも寿命が長いことが特徴です。
紫外線を発生させて光を作る仕組みで、光の色は、電球色・温白色・白色・昼白色・昼光色の5種類です。
寿命が近づくと、明るさが減ってきて、チラついたり黒ずんだりします。
オン・オフを繰り返すと、寿命が短くなります。
蛍光灯よりも寿命が長く、エコであることから、普及が進んでいるのがLEDです。
紫外線の放射量が少なく、発熱量も少ないため、熱で物を傷める心配もありません。
カラーバリエーションが豊富で、光の調整や点滅なども自在です。
低温環境でも発光効率が低下せず、点滅に強いため、オン・オフを繰り返しても、寿命に影響しないという特徴もあります。
蛍光灯とLEDの電気代を比較
LEDは、蛍光灯よりも電気代がかからないといわれていますが、実際にどれくらいの差が出るのでしょうか。
電気代の計算方法は、以下のとおりです。
電気代=消費電力(ワット)÷1000×1日の使用時間×1キロワットアワーあたりの電力量料金
以下の条件で、電気代を比較してみます。
●蛍光灯:パナソニックのパルックボール EFD15EL/11EF2(定格消費電力:11ワット)
●LED:東芝のLED電球LDA6L-G-E17S60V2(定格消費電力:6.2ワット)
●使用時間は1日8時間、1キロワットアワーあたりの電力量料金は30円
蛍光灯の1日の電気代=11(ワット)÷1000×8時間×30円=2.64円
上記の計算より、蛍光灯の電気代は、1ヶ月で79.2円、1年で963.6円です。
LEDの1日の電気代=6.2(ワット)÷1000×8時間×30円=1.488円
上記の計算で、LEDの電気代は1ヶ月で44.64円、1年で543.12円になります。
蛍光灯からLEDに替えると、電気代は約56%の省エネになることが分かります。
配信: ファイナンシャルフィールド