毎日の夕食はコンビニ弁当です。普段は家でレンチンするのですが、コンビニで済ませた場合、どれほど節約できるでしょうか。

コンビニ弁当を購入した際に、店員から「温めますか?」と声をかけられます。あなたはコンビニで温めてもらう派ですか。それとも自宅に帰ってから自分で温める派でしょうか。
 
自宅で温めたほうがアツアツのお弁当を味わえますが、その一方で電気代が心配です。普段は自宅でコンビニ弁当を温めていた人が、コンビニで温めてもらうことでどのくらいの節約効果があるのかということを解説します。

コンビニ弁当の加熱にかかる電気代は?

コンビニ弁当の加熱時間は商品によって異なり、多くの商品はふたに加熱時間の目安が記載されています。一般的なコンビニ弁当の場合、加熱時間の目安は500Wで1分50秒~2分程度です。電子レンジの温めにかかる電気代は、「キロワット数(kW)×時間(h)×1kWhの電気代の単価」で計算できます。

 

1kWhの電気代の単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提示した新電力料金目安単価より、31円/kWh(税込み)を採用します。コンビニ弁当を500Wで2分間温めた際の電気代は、「0.5kW×2分/60分×31円/kWh=約0.52円」です。

 

毎日1食コンビニ弁当を食べる場合、1ヶ月間(30日)にかかる電気代は0.52円×30日=約15.6円です。1年間にかかる電気代は0.52円×365日=約189.8円となります。普段は自宅でコンビニ弁当を温めていた人がコンビニで温めてもらうことで、年間約189.8円の電気代を節約できることになります。

 

自宅でコンビニ弁当を温めるメリット

自宅でコンビニ弁当を温めるメリットは、何といってもアツアツのお弁当を食べられる点です。コンビニから自宅まで距離がある場合、お弁当を持ち帰る間に冷めてしまい、中途半端な温度になってしまう可能性があります。時間がたつとふたに水滴がつき、ご飯やおかずに落ちるため不快に感じる人もいるでしょう。

 

何らかの事情でお弁当をすぐに食べられなかった場合、温めたことでお弁当が傷みやすくなる可能性もあります。一度温めたコンビニ弁当は、温度が下がっていく過程で細菌が繁殖しやすくなるためです。

 

コンビニから自宅までの距離や食べるタイミングにもよりますが、コンビニ弁当を安全に、よりおいしく食べたい人は自宅で温めたほうがよいかもしれません。

 

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