「大腸がんの初期症状」についてよくある質問
ここまで大腸がんの初期症状を紹介しました。ここでは「大腸がんの初期症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
おならがよく出たり、臭いのは大腸がんの初期症状でしょうか?
和田 蔵人 医師
大腸がんが進行すると腸内細菌叢の変化などにより、おならが増えたり、臭くなったりする可能性があります。ただし食物繊維や肉や魚介類、卵や乳製品などの動物性たんぱく質の摂りすぎによっても、おならが増え、おならが臭くなることもあります。過度に心配する必要はありませんが、気になるようでしたら医療機関の受診をおすすめします。
大腸がんを発症すると便はどれくらい細くなりますか?
和田 蔵人 医師
日本人の大腸の内径は部位や個人差にもよりますが、3-5cm程度との報告があります。大腸がんによる通過障害をきたした場合、閉塞の程度にもよりますが、おおよそ1-2cmの細い便が出る場合があります。
編集部まとめ
大腸がんは初期の段階では症状が乏しく、症状が見られた場合にはある程度病気が進行していることもあります。症状がなくても大腸がんの可能性は否定せず、便潜血検査で陽性となった場合には必ず医療機関を受診しましょう。また腹痛や血便、便秘、便が細くなった、めまいや息切れ、ふらつきなどの症状があった場合には、大腸がんの初期症状の可能性がありますので、普段からご自身の体調や便をチェックするようにしましょう。
「大腸がんの初期症状」と関連する病気
「大腸がんの初期症状」と関連する病気は9個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
消化器科の病気潰瘍性大腸炎過敏性腸症候群大腸ポリープ大腸憩室炎
大腸憩室出血
虚血性腸炎
婦人科の病気
子宮がん
大腸がんは大腸に発生するがんであることから、主に大腸に関連する病気が多く考えられます。一般的に過敏性腸症候群は便秘、大腸憩室炎は腹痛、潰瘍性大腸炎や大腸憩室出血、虚血性腸炎では血便が出現します。また婦人科系の病気によっても下腹部を中心とした腹痛が出現することがあります。
「大腸がんの初期症状」と関連する症状
「大腸がんの初期症状」と関連している、似ている症状は8個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
便が細くなった
貧血
息切れ
「腹痛」症状の他に、血便、便秘、便が細くなった、貧血症状がある場合にも大腸がんの可能性が考えられます。複数の症状が併発している場合には必ず医療機関を受診しましょう。
配信: Medical DOC