私は毎日仕事量が多いのに、「社内ニート」の同期と給料がほとんど変わりません。かなり不満なのですが、転職すべきですか? 将来的に報われるでしょうか…?

社会人として仕事をこなすにあたって、多くの人がモチベーションにしているのが給料でしょう。しかし、人によってこなしている仕事の量には差があります。
 
そのため「自分のほうが仕事をしているのに、どうして仕事をしていない社内ニートのようなあの人と給料が変わらないんだ!」と不満を抱えている人もいるかもしれません。
 
本記事では、「社内ニート」とは何か、一般的な業務を任されている従業員は社内ニートをしている従業員より給料が高くなることはあるのかなど解説します。

そもそも社内ニートとは何か?

「社内ニート」とは、読んで字のごとく社内で仕事をしておらず、あたかもニートのように過ごしている社員のことです。社内失業、または雇用保蔵と言われることもあります。窓際族と混同されがちですが、窓際族は出世ルートから外され閑職に追いやられた社員を意味する言葉で、仕事自体はしているケースがほとんどです。

 

エン・ジャパン株式会社が運営する「人事のミカタ」が実施した2020年度社内失業実態調査によると、社内失業者がいると回答した企業が9%、いる可能性があると回答した企業が20%という結果が出ています。

 

社内ニートが生まれる理由

会社の生産性にも悪影響を与える社内ニートですが、なぜ仕事がもらえないのでしょうか。社内ニートが生まれる理由として、以下のような理由が考えられます。

 

能力が足りていない

社員自身の能力が足りていない場合、その社員は社内ニートになってしまうことがあります。やる気があっても、スキルや経験がない人に仕事を割り振ることは難しいものです。

 

新人や転職したての社員にありがちな原因で、会社の教育や本人のスキルアップによって社内ニートから脱却できる可能性があります。

 

仕事に向き合う意欲がない

そもそも仕事をする気がない社内ニートもいます。積極的に仕事をする姿勢が見られない社員に対しては、会社側は仕事があったとしても任せたいと思ってくれません。意欲があっても、自発的に動けない人も社内ニートになりがちです。

 

社内環境に問題がある

社内ニートが生まれる原因として、個人だけではなく社内環境にも問題がある場合が少なくありません。例えば、仕事量に対して社員が多すぎると、どうしても仕事を回してもらえない社員が出てきてしまいます。

 

また、コミュニケーションが不足している職場も個人主義的な風潮が生まれやすく、社内ニートの発生につながる可能性が高くなります。

 

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