システムエンジニアの父が「定年後」はパティシエになりたいそうです。応援するべきでしょうか?

長年同じ会社で働いていても、別の仕事にあこがれを抱いている方は多くいます。定年を機に実際にその職業を目指す方も少なくありません。再就職をすると、さまざまな挑戦で定年後の生活に刺激が生まれ、やりがいへとつながります。
 
もし再就職をしたくても不安がある場合は、プロの支援サービスを利用することも方法の一つです。
 
今回は、定年後に別の職へ就く方の割合やメリットなどについてご紹介します。

定年後に異なる職業で働く方はどれくらい?

株式会社カケハシスカイソリューションが2023年に実施した「定年後の仕事とお金に関する調査」によると、定年後に就いた職種で多い回答トップ4は以下の通りです。

1位:再雇用で定年前と同じ職種

2位:再就職・起業で定年前と異なる職種

3位:再雇用で定年前と異なる職種

4位:再就職・起業で定年前と同じ職種

1位の「再雇用かつ同じ職種」の方は約50%と半数を占めます。しかし、2位の「再就職などで職種も変えた」方は約20%と、一定数の方が定年後に異なる職種を選んでいることが分かりました。

 

また、定年後の職種を選んだ理由のトップ3は以下の通りです。

1位:これまでの経験や知識が活かせるから

2位:職場・就労時間が希望にあったから

3位:新しいことに挑戦してみたかったから

もちろん、定年後に収入目的で働く方もいるでしょう。しかし、知識や経験を活かせたり新たなチャレンジがしたかったりと、収入以外の理由で働く方も多くいると考えられます。

 

パティシエとシステムエンジニアの年収はどれくらい?

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、洋菓子製造・パティシエの平均年収は344万8000円です。また、入植先によりますが、就業前には専門学校へ通ったりプロのもとで修業をしたりして、専門的な知識と技術を身に着ける必要があるでしょう。

 

一方、システムエンジニアの平均年収は550万2000円です。

 

もしシステムエンジニアからパティシエを目指す場合は、年収が減る可能性や、知識や技術を習得するための時間が必要な点を把握しておきましょう。

 

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