友人が31歳で「年収1000万円」を達成しており、焦っているのですが、そんなに稼げる人は少数派ですよね?

30歳はまだまだ若手とはいえ、若手同士でもキャリアに差が付きだす年齢でもあります。その差につい焦っている方も少なくないはずです。そこで、31歳で年収を1000万円得ている人がどれくらいいるのか考えてみました。

年収1000万円は全体でどれくらい?

年収を1000万円も稼ぐ人は、非常に高給取りです。国税庁が令和4年に実施した「民間給与実態統計調査」によれば、1年を通じて勤務した給与所得者1人当たりの平均給与額は、458万円となっています。つまり、年収を1000万円得ているということは、平均的な人の2倍のお金を稼いでいることになります。

 

また、年収1000万円超の方の割合は5.4%となっています。この数値は、1000万円を超える人を広く含んだ上での統計結果です。つまり、全体のうちわずか5.4%以下ということです。年収を1000万円稼ぐことがいかに難しいか、伺い知ることができるでしょう。

 

31歳で年収が1000万円ある人は非常に少数

次は、31歳で年収1000万円を稼ぐことが、いかに難しいかを確認していきましょう。

 

同じく国税庁の統計によれば、30歳から34歳の男性の場合、平均年収は485万円、35歳から39歳の男性は549万円です。つまり、このケースにおいて31歳で年収を1000万円稼いでいる友人は、同世代の男性の約2倍も稼いでいることになります。

 

また、男女合わせた統計結果を見ると、30歳から34歳の平均年収は425万円、35歳から39歳の場合は462万円です。年収が1000万円あると、なんと平均額の2倍以上を稼いでいる計算になります。

 

最も平均年収が高くなる55歳から59歳の世代でも、男女合わせた場合の平均年収は546万円であり、男性だけに絞っても702万円です。

 

同世代の倍以上、そして二回り以上も年の離れた功労者たち以上に稼いでいるとなれば、31歳で1000万円を稼いでいる友人は、相当に少数派だといえるでしょう。

 

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