許容できるランダムグッズ
「売り手の84%」もシステムを嫌う、いびつな構図
さらに同調査は、購入者側だけでなく、グッズの製造や販売に携わる「作り手・売り手」側の本音にも踏み込んでいる。
同社が4月に発表した「中間報告」では、ランダムグッズが「嫌い」または「非常に嫌い」と答えた消費者の割合が、全体の89.9%に達していた。
今回の報告にあたっては、同じ設問への回答を「ランダムグッズの製造・販売との関わり」の有無に分けてそれぞれ集計。すると、ランダムグッズの製造・販売と関わりが「ある」当事者でも、実に84.3%がこの販売システムを「嫌い・非常に嫌い」だと回答していることがわかった。買う側だけでなく、売る側も大多数がランダム方式を嫌っているという特異な構図が存在する。
製造・販売の現場からは、以下のような悲痛なコメントも寄せられている。
「在庫が不十分なランダム商品の販売に伴い、大人買い勢や転売ヤーの異様な熱意に圧されて一般層が萎縮したり、在庫を枯らされて失望したような顔で手ぶらのまま帰る姿ばかり見ているため、こんなやり方が本当に正しいのかどうかは疑わしいと言わざるを得ない」
「目当てのものを引けず、何度もレジに来るお客さんを毎日見ていると悲しくなる」
店舗運営の現場スタッフも、過熱する顧客対応やトラブル、ファンの落胆を目の当たりにすることで、精神的な負担を感じている実態があるようだ。

