Excel図形の応用図解

Excelはセルが基本。全体の構成によってセルと図形の使い方が変わってきます。

Excel図形の基本操作に加え、覚えておきたいいくつかの操作のうち、3つご紹介します。

図形をセルに挿入する

図形をセルに挿入する方法です。オートシェイプを使った一覧表を作りたい時などにも便利です。


【セルのサイズを変更しておく】→【クリック&ドラッグで図形を移動】

移動した図形をセルに埋め込みます。


【図の書式設定】→【プロパティ】→【セルに合わせて移動やサイズを変更】

セルに埋め込むと、セルのサイズ変更にあわせ図形のサイズも変更されます。

コピーした場合も同じく、図形もあわせてコピーされます。

図形にテキストボックスを挿入する

Excel図形には直接テキストの入力ができるので、テキストボックスを使うことは少ないのではないかと思う方も多いかもしれません。ここでは、図形のテキストと、図形にテキストボックスを挿入する場合の使い分けについて説明します。

Excel図形は、資料のなかで区画分けをしたい場合や、部分的に強調したい箇所に使うなど様々な使いかたができます。図形にもテキストの入力ができるので、とても便利ではある反面、不便だなと思うこともあります。

例えば、図形に入力したテキストだけ移動させたい、コピーしたい時など。

あらかじめ図形とテキストをわけておくとそういう問題は起こらないので、図形のテキストとテキストボックス、使い分けができると途中で修正することもなく、仕事がスムーズにはかどります。

そのために理解しておくことが一つ。

図形のテキストと、テキストボックスは初期設定が少し違うということです。

図形のテキストは図形を同じ領域に文字を入力するので、テキストボックスのように背景色というものがなく、いわば透明です。一方、テキストボックスの初期設定は、多くの場合が背景色は白。そのため、図形にテキストボックスを重ねると、テキストボックスの部分だけが白になってしまうので、気をつけてください。

テキストボックスの背景色を変更したい場合


【図の書式設定】→【プロパティ】から枠線、枠内の色などの変更ができます。

 図形と、テキストボックスを固定したい場合はグループ化しておきましょう。


【Ctrlキー + 図形とテキストボックスを選択】→【右クリック】→【グループ化】

  これで固定されます。解除したい場合も同じ流れです。

図形とテキストボックスは、あえて異なる色で重ねたり、位置をずらすなどすることで、資料や企画書のメリハリをつけやすくなります。単調になりがちなExcelデータも、少し工夫することで、見やすくなるので、覚えておきたいテクニックの一つと言えます。

図形の頂点編集

Excelの図形は種類が豊富ですが、時には図形をカスタマイズしたいシーンがでてきます。そんな時に覚えておくと便利なのが、図形の頂点編集です。

ここではわかりやすいように四角形を使って操作方法を紹介します。


【図形を選択】→【頂点を選択】→【クリック&ドラッグで頂点を移動】

  これで簡単に図形のカスタマイズができます。

頂点の編集は、図形を組み合わせて使いたい時や、吹き出しの形を調整したい時などにとても便利です。図形の組み合わせかた次第では、何パターンもの図形を新たに作成し、保存しておくことができます。

図として保存する場合


【図形を選択】→【右クリック】→【図として保存】

  保存先とファイル名を指定して保存しておくことができます。

組み合わせた図形を図として保存しておけば、WordやPowerPointにも使えるのも、Excel図形の魅力の一つです。

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Excel図形でできることは幅広い

Excel図形、使い方はまだまだあります。