「退職願」「退職届」「辞表」の書き方
表題
先頭の行の真ん中より少し上に「退職願」または「退職届」と書きましょう。
書き出し
本文一行目の下部に「私儀(わたくしぎ)」または「私事」と書く。「わたくしごとではありますが」という意味です。
退職理由
【自己都合で退職する場合】「一身上の都合」と書きます。
【会社都合で退職する場合】「一身上の都合」ではなく「部門縮小のため」や「退職勧奨に伴い」などといった具体的な退職理由を書きます。
退職日
【退職願】退職を希望する年月日を記載しましょう。
【退職届】上司との話し合いで決まった年月日を記載しましょう。
年の表記は西暦や元号どちらでも構いませんが、会社の規定があればそれに従いましょう。
文末
【退職願】退職願は申し出る書類なので「退職いたしたくお願い申し上げます」といった形で願い出る旨を書きましょう。
【退職届】退職が正式に確定した後に提出する書類なので「退職いたします」と宣言する形で報告する旨を書きましょう。
届出年月日
退職願・退職届ともに提出する年月日を記載します。
所属部署、氏名、捺印
下の位置に自分の正式な所属部署名と名前をフルネームで書き、名前の下に捺印します。退職にまつわる書類は重要書類なので、インクを使用したシャチハタではなく、朱肉を使用した印鑑でないといけません。
宛名
最後に会社の最高執行責任者の役職名と名前をフルネームで書きます。基本的に代表取締役社長などを宛先にします。敬称は「殿」または「様」ですが、「殿」は目下の人に使う言葉だというイメージがある人が多いので「様」の方が無難です。
先ほど書いた自分の名前よりも上にくるように書きましょう。
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「退職願」「退職届」「辞表」を入れる封筒や折り方、入れ方
書類の折り方
長辺を三つ折りにしますが、折り方と封入の手順は以下のとおりです。
①用紙の記載面を上に置きます。
②下から長辺を三等分するように内側に折ります。
③上側を下方向に内側に折ります。
きれいな三つ折になるように注意して折りましょう。
封筒の書き方
【表面】
中央にハッキリ「退職願」または「退職届」と、中に入れる書類のタイトルを書きましょう。
【裏面】
左下に自分の正式な所属部署名と名前をフルネームで書きます。中の書類が横書きでも、封筒は縦書きにしましょう。
【封入】
取り出した書類がシワにならないように注意して、三つ折にした書類の右上が封筒の裏の上部にくるように封入しましょう。封入口にノリ止めた後、封入口の中央に「〆」の印を書きます。