・好奇心次第
沼袋から南へと歩を進めると、すぐに「妙正寺川」に当たる。この川は、山の手大空襲の時に北側と南側の明暗を分けたと思われる。というのは、1947年の航空写真を見ると、焼野原になった南に対して、北側は建物が残っているように見えるからだ。
ちなみに橋に掲出されている看板を見ると、江戸時代にこの川で取れた蛙を上納していたのだとか。ここにも知られざる歴史の痕跡が。
そしてそのすぐそばには「平和の森公園」。刑務所だった時代の景色はどんなものだったのだろうか? 今では区民の憩いの場として親しまれている。
さらに南に向かって、ホームの中野駅に帰ってきた。年末完成予定だけあって、駅ビルの外観はほとんどできているように見える。利用しやすくなるのは良いんだけど、どこかで見たような建物だよなあ。新宿みたいに見えるのは気のせい?
一方の中野サンプラザはどうなってしまうのかな~。空き家になってもう2年半以上。そろそろなんとかして頂きたいものなのだが……。
新井薬師前から沼袋、たったひと駅の旅でも、今まで知らなかったこと、気づかなかったことをたくさん発見できた。皆さんも身近な駅・身近な景色を探索してみてほしい。思わぬ発見に出会えるかもしれない。見知った場所でも、好奇心次第で存分に楽しめる。ささやかな日常を楽しもう!
参考リンク:ウェブで過去の地形図や空中写真を見る、西武鉄道、新井薬師梅照院、毎日新聞
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
