・雑魚寝のリアル
実際に寝てみた感想としては、アイマスクがあって本当によかった。これがあるだけでリラックス度がまるで違う。
ただ、耳栓は周囲の音が聞こえなくなるのが逆に不安で、途中で外してしまった。いわゆる “雑魚寝” に私があまり慣れていないからかもしれない。
さすが歌舞伎町だけあって平日でもそれなりに混雑しており、アイマスクをしていても人の気配を感じる。
その後は睡眠6割・覚醒4割みたいなゆらゆらした状態がしばらく続くことに。誰かのアラームでゆっくり目が覚めた時、時刻は朝5時だった。
おそらく完全に熟睡したのは、そこからの90分程度だったと思う。アイマスクのおかげか徹夜したような疲労感はない。が、やはりスーパー銭湯で眠るには経験値が不足していた感が否めなかった。
・翌朝
7時ごろ、4階の砂子間の様子を見に行くと、まだ寝ているようだ。
私はその足で2階に移動し、朝風呂を浴びて目を覚ました。朝サウナからの、少し肌寒い屋外での外気浴は、ここが歌舞伎町であることを忘れるほどの清々しさ。
その後は、ロッカールームにあるコワーキングスペースで仕事をした。コンセント・無料Wi-Fi完備だが、4席しかないので運が悪いと座れないかもしれない。
しばらくすると、砂子間から「自分も風呂から出た」という連絡が。ロッカーの外で夜以来の再会を果たした。
あまり寝られなかったが、すごく楽しかったことを伝えると、砂子間はほっとしたような満足そうな、よく分からない表情を浮かべていた。
私は別の取材に行くため、ここで砂子間とはお別れ。先にフロントで精算をお願いした。
会計は利用料金が4500円、ビール3杯と枝豆セット(ビール+枝豆)が3124円で、合計は税込7624円。
砂子間のビール代も含まれているため、実際は1人あたり約6000円といったところか。現在の新宿ビジネスホテル相場が1万5000円程度であることを考えると、かなり経済的だと思う。
いろんなエリアを見て回った感じ、いびきから逃れることはほぼ不可能だろう。程度の差こそあれ、夜中はどこかしこから聞こえてくる。雑魚寝における最大のリスクと言えそうだ。
ただ、この点に関しては経験によって感じ方も変わってきそうな気がする。事実、砂子間はどこでもかなり寝られるらしい。どれだけ場数を踏むかも重要なのだろう。
そういう意味では、ここ「テルマー湯 新宿店」はやや上級者向けなのかもしれない。初心者は人が少ないエリアで徐々に慣らしていった方がよさそうである。
今回は軽い気持ちで泊まってみたが、スパ銭泊……思っていた以上に奥が深い。家族がいるとなかなか難しいが、機会があればまた挑戦してみたいものだ。
