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【辛口】占い業界の末端にいた人間が『地獄に堕ちるわよ』全話を見た正直な感想→「物足りない」

【辛口】占い業界の末端にいた人間が『地獄に堕ちるわよ』全話を見た正直な感想→「物足りない」

占い界の女帝・細木数子の半生に迫るNetflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』。

先日、前半の第4話まで見た感想を「まるでヴィランの朝ドラみたいだ」と書いた

実は私はかつて占い業界の末端で働いていた。週刊誌の暴露などで有名になった細木数子の裏の顔がどれだけ描かれるのか、ゲス根性で見始めたにもかかわらず、数子に肩入れしてしまうまさかの展開。

では、5話以降の後半の展開はどうなったか……? ゲスな人間は一体何話から見ればいいのかについて正直に書きたいと思う。

・数子が占い師になるのは超後半

前半の第4話までで描かれたのは、戦後の経済成長とともに、貧しさからしたたかにのしあがり、銀座の女王にまで上り詰め、そして男に騙されて地獄へと転落した数子の半生。

ざっくり後半の展開を伝えると

第5話 ヤクザの奴隷地獄からの再生
第6話 細木数子が唯一愛したヤクザとのラブストーリー
第7話 島倉千代子の借金騒動、関係者からの証言①
第8話 占い師デビュー、関係者からの証言②
第9話 最終回、自伝小説を読んだ数子の反応は……?

なんと第6話まではすべて細木数子が自ら語った苦労とサクセスストーリーであり、ダーク細木の話が関係者から暴露されるのは7話からなのである……。

さらに、占い師デビューは8話! つまり我々がよく知る「細木数子」が誕生するのは第8話からということになる。お……遅くね!?

それだけ、占い師になるまでの細木数子の人生が濃かったということであり、夜の世界や裏稼業と渡り歩いてきた経験が占い師として活かされたということでもあるのだが……。

Netflixのドラマはだいたい1話が1時間ちょっとあって、テレビドラマに比べると密度が濃いので、予告で使われたショッキングなシーンが出てくるまで、めちゃくちゃ引っ張られることになる。

・後半で数子の虚像が暴かれるが…

かの有名な島倉千代子の借金騒動が出てくるのは第7話からなので、ダーク細木のストーリーだけを見たい人は7話から見始めても十分かな……というのが、全話見た正直な感想である。

しかし、6話までで、数子の語りによって広げられた大風呂敷が7話以降の証言で綺麗にひるがえされ、ダークな伏線がすべて回収されるか……といったら、意外とそうでもない。

第6話まで続いた数子の語りによる苦労話と成功譚に比べて、裏の顔を描いた部分が圧倒的に足りない……というのが正直な感想である。後半、なんとなく駆け足になってしまっている印象は否めない。

さらに、数子の非道っぷりの描写が物足りなく、そもそも細木数子に裏の顔があること自体は週刊誌の暴露などで世間に知れ渡っているので「なにぃ〜!? だ、騙された〜!」という衝撃も足りないのである。

いつ、裏の顔が出てくるか、裏の顔が出てくるか……と待ち構えていたのに、出てくるのは聞いたことがあるエピソード。島倉千代子の件にしても、先祖供養を名目に墓石を売っていた件にしても、その騙しのスキームや被害者の地獄みたいなものはあまり詳しく描かれないというか。

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