・人は多面体、だがしかし……
作中の細木数子は、終始、どこか魅力的な人物として描かれ、最後まで憎みきれない。悪人には悪人になる理由がある。そして、悪であっても人を惹きつけるような人間には魅力なり人間味がある……。というのはよくわかる。
しかし、これだけ詐欺が横行する波乱の世の中で、こうした作品を出すなら人が甘い言葉に騙されないように厳しく描くこともできたのではないか……と思ったのも事実。
ドラマは面白かった反面で、結局、2026年になっても私たちは細木数子の手のひらの上で転がされているような気になったのであった。
参考リンク:Netflix『地獄に堕ちるわよ』、プレスリリース
執筆:御花畑マリコ
Photo:Netflix
