iPadとMetaMoJi ClassRoomが「当たり前にある」授業風景
iPadの使い方を拝見したのは、高校1年4組の田辺由美子先生による化学基礎の原子の構造の授業と、同じく高校1年7組の藤田麻葉先生による現代国語の『古典の文法』の授業。

いずれも、iPad、Apple Pencilで、MetaMoJi ClassRoomを使ってノートテイキングが行われていた。

もはや、何年もiPadを使っている生徒ばかりで、使用に戸惑いは全くなさそうだった。 MetaMoJi ClassRoomで配布された授業資料にApple Pencilで書き込んだり、同じくMetaMoJi ClassRoomにメモを取ったりという使い方が中心だった。

また、iPad利用が強制されているわけではなく、紙に書いた方が整理しやすい、覚えられるという生徒は紙に書くのも自由だという。 ICTデバイス導入の議論で、しばしば「紙に書いた方が覚えられる」と抵抗する人がいるが、紙の方が良ければ使えばいいのだ。検索性の良さ、拡大縮小が自由であること、多量のノート、資料をiPad 1台で持てること、PDFに書き込めることなど、iPadの方が便利な点についてはiPadを使えばいい。自由に選択することができるのだ。

MetaMoJi ClassRoomで特徴的なのは、やはりその驚くほど俊敏な動作だろう。MetaMoJi ClassRoomは、ビットマップではなく、(illustratorデータのような)ベクターで描画されているのが特徴。さらに、アップルから提供される一般的なAPIではなく、初期のiPadでも俊敏に動くような独自描画エンジンをOSやハードウェアに近い層で開発している。だから、拡大縮小、描画などが非常にすばやく行なえる。
場合によってはApple Pencilを使わずに、手で書くことができるのは、MetaMoJi ClassRoomがApple Pencilがなかった時代に太いスタイライスでも使えるように開発されたからだ。

それゆえ、大きく拡大して、大きな字でのびのびと書いている生徒が多いのが興味深かった。これほど大きく拡大して書いても、瞬時にピンチインで縮小できるから、拡大縮小を繰り返しながら書き込むことができるのだ。
また、配布された資料、つまりビットマップデータの上にでも、ご覧のように上手くベクタデータを重ねて描画できる。 これらがMetaMoJi ClassRoomの扱いやすさを実現しているのだ。

さらに興味深かったのが、ノートを取るのが間に合わなかった時には、ホワイトボードを写真に撮り、Split Viewで横に並べて、その写真を見ながらノートを取り続けるという工夫をしている生徒も何人かいたことだ。使い慣れているがゆえの工夫だといえるだろう。
動画編集もあたり前にこなすデータサイエンスコース
高校1年5組、2年4組合同のデータサイエンスコースのグローバル探求の授業では、Macを使っている様子を取材できた。 ちなみに、2年生が使っているのがMacBook Airで、1年生が使っているのがMacBook Neo。
授業では、来たる聖徳学園100周年を告知する15秒のムービーを作るというもの。 コンセプトを練り、撮影し、編集、そしてプレゼンテーションを行うという授業だった。 どの生徒も非常に活発に議論、作業に参加し、対話を重ね、立派なビデオを編集していた。

特に印象的だったのが、議論を重ねる中で「何が本質だろう?」「15秒なんだから本当に大事なテーマだけにフォーカスしないと」という会話が自然と行われていたこと。受け身の授業とは違い、文字通り自ら学び取る姿勢が感じられた。