「クラブの進化に合わせた打ち方をすれば、フェアウェイウッド(以下・FW)は簡単になりますよ」 という今野一哉コーチが、昔のクラブから進化してきたポイントを解説しながら、今どきFWのベストスイングをレッスン。
苦手な人ほど効果絶大!
FWでのミス激減でスコアがアップする打ち方を伝授する。
「新旧」モデルで「進化」を追ったらわかった!


大型化していない今も200cc以下のまま
新旧5モデルを「アドレスカット」で並べてみると、サイズアップしているように見えますが、じつはヘッド体積はドライバーのような大型化はしていません。現在も3Wでもほぼ200cc以下なのは、そこまでの大きさが必要ないため。地面の上のボールを打つには「大きくすればやさしくなる」は絶対ではなく、振りにくさ、扱いにくさにつながってしまう。これはドライバーにもいえることで、ヘッド体積がフルサイズ(460cc)より小さいミニドライバーが打ちやすい人は、長さだけでなく体積にも恩恵を受けている場合が考えられます。

大きくなったように見えるのはヘッド形状の変化によるところで、ドライバー(写真右)ほどの大型化は今も無意味と考えられている。
投影面積は広がりうしろに長くなった

1センチくらいうしろに長くなっています」(今野)
体積に大きな変化がなくても、形状によって投影面積は広く「うしろに長くなった」のは進化の表れです。投影面積の広さは「構えたときに安心感が得られる」といわれていますが、それ以上にFWにおいては、素材やテクノロジーの進化よりもやさしさや打ちやすさを演出している部分で、これについては次ページで詳しく説明します。
【ネック形状】軽量化で低重心設計に

FWは「低重心化」が大きなメリットとなるので、ネック形状も大きく変わりました。ネックに重量をとられないための設計が行なわれ、ホーゼルを貫通させたキャロウェイのビッグバーサのネッ“S2H2”は、超・画期的な設計で人気クラブに。テーラーメイドのM2もネックに溝を設けて軽量化。そして近年は「重量をとられるから」ということでFWには搭載されにくかったネック部分での弾道調整機能がついたモデルも増えてきました。

昭和のFWはネックにかなりのボリュームがあるが(右上)、メタルウッドの時代からはネックが細く、短くなり重心が低く下がっていった。
今どきFWは開発努力により、ネック部分にカチャカチャをつけても重量を大きくとられず、低重心化を図れるモデルが増加。
