■除霊貧乏から復活へ──怪談×お笑いが生む新しい怪談ライブの形
終演後のインタビューで、和田は「やっぱり何か(怪異が)起きてほしかったなというのはありますけど、ちゃんと怖いとお笑いのバランスがちょうどよかった」と手応えを語り、あやのも「12年ぶりなのに、こんなにも聞いたことがない話がたくさんあった」と目を輝かせた。
かつては「除霊貧乏」によって活動休止に追い込まれた興行であり、國澤も「今は芸人を辞めて田舎でお店を出している」という環境の変化があったが、彼らの絆は本物だ。國澤が「辞めてDIYをしている時も和田さんがわざわざ手伝いに来てくれた。ここからまた和田さんのお金でいっぱい飯食おうと思います(笑)」と語ったように、この信頼関係があるからこそ、最後まで一度も空気が緩むことのない、なかだるみゼロの特別な夜が生まれたのだ。
今回は物理的な怪異の発生こそなかったものの、お笑いと恐怖が高次元で調和した現在のスタイルであれば、ライト層をも巻き込むポテンシャルは十分にある。主催陣が様子を見ながら見据える「シリーズ復活・定期開催」という新たな挑戦がどう芸能界のトレンドを動かしていくのか、今後の展開に大いに注目したい。
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