パラリアル秋葉原を探索
まずは、パラリアル秋葉原と呼ばれるワールドに突撃した。パラリアルとは、パラレルワールドとリアルをかけ合わせた造語で、リアルとメタバースに並行して存在することを指す言葉である。
ワールドに入ると、光に包まれ、秋葉原駅そのものが再現された空間が広がっていた。パラリアル秋葉原、まさにその名の通りだ。知らないはずなのに、見覚えがありすぎて、なんだか不思議な感じがする。
駅から出ると、少しずつ違うが、秋葉原そのもののような空間が広がっていた。看板の文言が少しずつ違っているのを見ると、まさにパラレル体験だ。ここを歩くだけでも十分に楽しい。水菜さんもその完成度には満足しているようだ。
水菜さん:「秋葉原の再現度は高くなっています。いろんなお店が思い浮かぶようにしてあるので、記憶と照合してみるとおもしろいと思います」
道を歩いていると群馬電機株式会社の特設ブースが露天商のように展開していた。群馬電機株式会社といえば、「ポポーポポポポ、ポポーポポポポ」でおなじみの「呼び込み君」の生みの親。
なんと、「呼び込み君」の3Dモデルを販売しているのだ。お値段は税込み980円。
サンプルアバターで「呼び込み君」体験をすることもできる。おなじみのあの音楽を自在に鳴らすことができ、これならいつだって呼び込める。いや、何を呼び込めばいいんだ。
さらに道を歩いていると、株式会社コアミックスのブースを発見。北斗の拳が前面に押し出されている。
ケンシロウになれるスーツセットやマント、ジャギのヘルメットやショットガンなどのアイテムが販売されている。ヘルメットをかぶって、自分が誰なのか言わせる遊びなんかしたくなっちゃう。
北斗百裂拳のモーションギミックも販売されており、Vketちゃんがひたすら繰り出していた。シュール。
それにしても、このケンシロウのマントをつけて、サミーのワールドに遊びに行きたくなるのは自分だけだろうか。このアイテムは、水菜さんも気に入っている様子。
水菜さん:「このケンシロウのバッジ、いいですよね。40周年のバッジだけでも売ってくれないかなって思います」
桜が咲いているなと思ったら、城北信用銀行のブースだった。インターネット支店も開設したばかりの銀行だ。
「100万円あったらVRChatでこう使う」という企画のナイスアイデアがピックアップされており、並んでいた。しかし、なぜ100万円なのか。
水菜さんがブースの意図を教えてくれた。
水菜さん:「城北信用銀行では、懸賞金付定期預金があって、そのくじの最高額が100万円なんです。地方銀行は、やはり地方と密着した取り組みをすることが多いんです。城北信用銀行は本来は東京都北区の地銀です。ただ、ネットバンクを始めたことで、VRChatで活躍しているクリエイターにも融資できるよう、取り組み始めているんですね」
ネットユーザーに強い銀行。そういうのもあるのか。
Vket推奨PCを販売する株式会社マウスコンピューターのブースもあった。VRChatの知名度向上に一役買った所場氏とのコラボブースだ。
2024年のVRChatをにぎわせたゲーム実況者・スタンミ氏と所場氏の邂逅。記者モトタキがVRChatに興味を持ったのは、ふたりの動画を見たのがきっかけだった。感慨深い。水菜さんも思いは同じようだ。
水菜さん:「所場さん、遠くに行ってしまいましたね。とても喜ばしいことなんですが、ちょっと寂しさもあります」
なお、ここにはPCの性能を計測できるコーナーがある。クリックするだけでPCに負荷を与えて性能をテストするというもの。友達を誘って、PC性能バトルしようぜ、PC性能バトル。
リアルイベントである『VketReal』の会場をイメージした空間もある。これは良い試みだ。脳がバグる音がする。
アバターがひしめき合う一枚のイラストがあった。これが何なのか、水菜さんに聞いてみた。
水菜さん:「これは希望した一般ユーザーの集合写真が飾られています。友人同士で自分の姿を見に来たらテンションがあがりそうですよね」
ほかにも、ゲームやアトラクションを楽しめるブースがある。そちらも紹介していくぞ。
アース製薬で「G&D撃退ミッション」
まず、紹介するのはアース製薬のブースだ。狩野英孝とGとの対談動画がずっと流れていて、楽しそうな声が頭上から聞こえてくる。
中に入ると、ゲーム「アース隊G&D駆除ミッション」で遊べる。ざっくりと言えば、シューティングゲームだ。見た目をデフォルト表示とセーフティ表示で選ぶことができる。ここまで簡易化されていても、ダメな人はダメなのか。恐るべき存在だ、G。
実際の商品「ゴキジェットプロ」を構えて、どんどんGを駆除していく。すごい数のGが部屋にあふれかえっていて、正直セーフティ表示でよかった。デフォルト表示だと、ただの絶叫ホラーゲームになってしまう。
ただ、音はちょっとリアル。気をつけて。
ダニは姿が見えないのでスキャンしてから撃退していく。いいな。ダニをスキャンする機能はリアルでも実装してほしい。見えないダニに襲われ続けて、最後は熱湯で退治した、かゆい記憶がよみがえる。
クリアするとリザルトが出る。リアルなら238体のGが這い回る部屋は地獄でしかない。だがバーチャルだから耐えられた。
ゲームを終えると、リアルでの防虫対策について知識を深めるコーナーがあった。案内人の水菜さんがアース製薬のブースの設置意図を語る。
水菜さん:
「アース製薬のテーマとしては、『防虫グッズがいろいろあるが、正しい使用法をされていないことが多い』ので、正しい使用法を周知して、効果的に防虫できるように啓蒙する目的があります。ブラックキャップならどこに置けば効果的なのか。ゲームを楽しんだあとにそのあたりを見てもらう狙いがあります」
ゲームはあくまで集客。真の狙いは、防虫知識の向上にあるのか。
