それは、PoA(Pace of Aging)という概念です。
PoAは「老化のペース」を意味し、実年齢とは別に、からだの内側がどれほどの速さで老いているかを捉えようとするもの。
いわば、「見た目年齢」を内側から科学的に裏付ける指標です。
「あの人、本当に若々しいな」と感じる人と、「年齢よりだいぶ老けているな」と感じる人がいませんか?
この記事では、そんな老化のペースに差が出る理由を明らかにしていきます。
老化ペースは、個人差により最大6倍速の違いが出る
近年の研究で人の老化スピード PoA(ペース・オブ・エイジング)には個人差があり、1年間で最大「約6倍」もの差が出ることが明らかになっています。
米デューク大学の追跡調査によると、老化がゆっくり進む人は1年間に0.4歳しか年をとらないのに対し、速く進む人は2.44歳も年をとっていました。
40代、50代と年齢を重ねるにつれ、この差が10年、20年と蓄積し、見た目だけでなく体内年齢にも歴然とした違いを生み出すのです。
老化の波と「生活習慣」
では、なぜここまで大きな差が生まれるのでしょうか。
双子を対象にした研究では、寿命や見た目の若さは、遺伝よりも食事や睡眠、運動などの「生活習慣」による影響のほうが大きいことがわかっています。
そして「老けて見える人は細胞の老化も速く、体内も老けている」ことが判明しました。
外が老けているということは、中も老けているということなのです。 つまり、外見の若々しさを保つには、表面的なスキンケアやメイク、ファッションといった要素ではなく「からだの内側の問題」を根本から見直す必要があるのです。
また、人の老化は一定のペースで進むのではなく、「34歳、60歳、78歳」の3回のタイミングで急激に進むピークがあると言われています。
40〜50代は最初の老化の波を過ぎ、次の波に向けて体質が大きく揺らぎやすい重要な時期。
今こそ、インナーケアに取り組むべきタイミングにきているのかもしれません。