ヨドバシの想定の4〜5倍の売れ行き
——日本では、家電量販店などでも試用できる場所を増やしていると聞きます。現在どういう状況にあるのでしょう?
「これまでのところ非常に好調です。ヨドバシでは全店ではなく一部店舗から試験的に始めましたが、最初の週から期待を大きく上回り、先方の想定の4〜5倍の売れ行きでした。お客様が行列を作るほどです。今回ヨドバシの責任者の方々ともお会いしましたが、この実績を大変喜んでくださり、より多くの店舗へ一緒に広げていきたいと前向きでした」

想像以上に活用されたEven Hub
——私が最初に買ったEven G1から、G2へとかなり大幅な進化を遂げるとともに、アプリが別ものになったり、OSとしてもかなり違うものになっています。実際に、製品を出してみて、一般ユーザーが多く使った機能について、予想外だったものはありますか?
「想定どおりだった用途もあれば、まったく予想外だったものもあります。
想定どおりだったのは会話まわりの機能が好評だったことです。翻訳、会話補助、テレプロンプターなどの機能を日々の仕事に役立てている方がたいへん多いです。
予想外だったのは、Even Hubの人気です。想像以上に多くのユーザーが実に創造的な使い方をしています。自分でアプリを作り、独自の方法で活用しているのです。Even Dayでは、サードパーティ開発者による 500以上のアプリが Even Hub 上に公開されていることを発表できました。さらに驚くべきことに、公開・掲載されていない(自分専用に作られた)アプリが 4,000以上あります。AIによって誰もが素早くコードを書きモノを作れるこの時代には、『自分のために、自分専用のアプリを作る』といったことが、さらに当たり前になっていくと思います」
——Even Hubに関しては課題もあるように思います。数多くのユニークなアプリがあると聞きましたが、どれが人気で、使いやすいのか分かりません。
「ご指摘通り、想像以上に多くのアプリを公開いただいため、アプリのレコメンドやキュレーションの機能が不足してしまいました。すでに500〜600ものアプリがあり、アプリを探す人にとっては、どれを選べばよいのか非常に分かりにくい状態です。この点はEven Dayでも触れましたが、近いうちにアップデートでこの情報を改善していきます。
ちなみに私が最もよく使っているのは電子書籍(eBook)アプリです。『Books』というアプリで、多くの無料書籍が読めます。有名な小説の多くが揃っていて、とても手軽に読めます。リングを使ってスクロールしたり、ページをめくったりできます。日本語の書籍もありますから、ぜひ試してみてください」