米国と日本が最重要市場。日本はすでに世界売上の20%近い
——ウィルCEOに初めてメール経由でインタビューをした時は、ヨーロッパを中心に展開していて、アメリカで売れ始めているという状況でした。

スカウターを具現化? Even Realities社、ウィル・ワン氏インタビュー
2026年08月12日
当時は日本には明確には展開されていなかったのですが、我々のようなマニアが海外から購入していました。中国には展開されていませんでした。今はどういう状況ですか?
「まだ中国本土には本格展開しておらず、当面は 米国・欧州・日本・中東 の4地域を重点市場としています。もちろん強い需要のある韓国、シンガポール、マレーシアなど他のアジア諸国にも広げていきますが、注力するのは米国・欧州・日本・中東の4地域です。
中でも米国と日本を最重点の2市場と位置づけます。日本はすでに全世界売上のおよそ20%に迫っており、非常に好調で、さらに大きな需要と成長余地が見込めます。そのため日本にはこれまで以上に力を注いでいきます」
低価格版は、部品調達コストを下げられる2〜3年後?
——円安が強く、我々にとって海外のガジェットは非常に割高で、購買力は高くないと思います。それでも日本を重視するのはなぜですか?
「これは私自身も驚いた点です。『日本の景気が良くない』という声を多く聞くなかでも、皆さん購入してくださっています。
景気が悪くなると人は支出を切り詰めます。娯楽や趣味のための出費、たとえばゲーム機などは買わなくなるでしょう。しかしEven G2は仕事に不可欠なものです。景気が下向くと、人はより良く働いてより稼ぐ方法を見つけようとします。つまりこれは、人がより高いパフォーマンスを発揮するのを助けるデバイスなのです。
いずれは、より手の届きやすい価格帯に到達したいと考えています。ただし、それは健全な利益率を保ちながら行う必要があります。それが会社が成長を続けられる唯一の方法だからです。この技術はまだごく初期段階にあり、内部のコンポーネントの多くはコスト面で最適化されていません。数量が増え、製造が成熟すればより部品調達コストを下げることができるでしょう。私は、2〜3年ほどでそこに到達できると見ています」