【お悩み3】コガネムシの幼虫がプランターの中に!

コガネムシの幼虫がプランターの中にいて植物が枯れたことがあるので予防策を教えてほしい。また、カシワバアジサイの葉が、焼けてしまうのかな? 茶色に錆びたようになるので、こちらも予防策を教えてほしいです。 (50代・女性・関東)

関さんの答え

  • コガネムシの幼虫について
J.J. Gouin/Shutterstock.com

とりあえず『ダイアジノン』という薬剤を撒くのが予防策としては有効ですが、既にプランターの中に幼虫がいる場合は、一番手っ取り早いのは土の全取っ替えです。土の中にいるわけですから、これが一番有効です。ただ、プランターが大きい場合は、土の廃棄処理も大変だと思うので、薬での駆除がよいでしょう。コガネムシの幼虫は、土の中で悪さをした後、成虫になって飛んで行ってしまった後は痕跡が残らないため、原因が分からないまま植物が枯れてしまった、という例が多いです。なので、幼虫を残さないよう、これらの対策が必要です。

  • カシワバアジサイの葉について
knelson20/Shutterstock.com

これは単純に季節的な問題ですね。葉先が茶色くなったり焼けたりしているのをよく見ますが、暑すぎ寒すぎといった極端な気温の変化に植物自体がストレスを感じてそのようになることはあります。ただ、実際に地植えであれだけ咲くものなので、太陽にも強いはずですし、それにより枯れているのでなければ問題はないと思います。とはいえ、直射日光による影響が少なからずはあるとは思うので、予防策としては、遮光、あるいは減光してあげてみてはいかがでしょうか。園芸用の遮光、減光ネットはホームセンターやネットで、簡単に手に入ります。

(広告の後にも続きます)

【お悩み4】ナメクジを退治する勇気がない

Anakumka/Shutterstock.com

野菜にアブラムシやナメクジがついて困っているが、ナメクジを退治する勇気がない。 (40代・女性・中部)

関さんの答え

うちのお店に来るお客様には「勇気を出すのみです」って言っちゃうんですけど(笑)。 園芸=虫や病気、なので、それと戦うということも、園芸を嗜む上では必要なのではないでしょうか。って、答えになってないか(笑)。 アブラムシは、『ベニカX』などの殺虫剤や、薬剤を用いることで簡単に解決できますが、薬剤使用に抵抗を感じる場合は、ホースから水圧の強い水を出し、それでアブラムシを飛ばせば容易に解決できます。

ナメクジは、まぁ、僕らでも直に触ると気持ち悪いと思うので、お気持ちは分かります。僕らは指でつまんで捨てちゃいますが、それが無理な場合は薬剤を用いるのが最も有効的です。『ナメトックス』や『ナメトール』、『スラゴ』など、様々なナメクジやカタツムリ類の市販退治薬が出ています。どの商品もただ撒くだけでよく効くので、試してみてはいかがでしょうか。梅雨時などは、葉を見れば這った跡があり一目瞭然ですよね。これらの薬剤はそのように発生したナメクジに対して効力を発揮しますが、まだナメクジを見ていない時期に予防で撒いても効果はあります。いずれにしても、退治する勇気は持ちましょうね。