血圧が高いと「脳」のゾーンである第1指が、他の指と比べてぷっくりと腫れることがあります。第1指をしっかりと押しほぐしましょう。さらに、「心臓」「胸部のリンパ腺」「胸部」を押しほぐして血流を高めるようにしましょう。【解説】鈴木きよみ(アンピール代表・足裏研究家・足のひと®)

解説者のプロフィール

鈴木きよみ(すずき・きよみ)

足裏研究家。自由が丘で延べ30万人以上の足を見る。その中で培ってきた経験をベースに、独自の足の裏ほぐしの理論と技術を確立。企業でのセミナーやスクールでの講師、TVや雑誌など、幅広い分野で活躍中。近著『すべての不調は足裏を見ればわかる!』(ワン・パブリッシング)好評発売中。

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症状別 足の裏のほぐし方
【高血圧】

[別記事:現代日本人にベストマッチの「足の裏ほぐし」足の裏診断&足の裏治療マップ→

血圧が高いと、「脳」のゾーンである第1指が、他の指と比べてぷっくりと腫れることがあります。それを防ぐために、第1指をしっかりと押しほぐしましょう。さらに、「心臓」のゾーンも押しほぐして、血の巡りをよくしてください。

「胸部のリンパ腺」「胸部」は、気血水の流れをよくするゾーンなので、ここを押しほぐして血流を高めるようにしましょう。

刺激する反射区

両足の場合は左足から押しほぐす
手の形の詳細は冒頭別記事参照

(1)脳(全体)[両足]

【手の形】
親指プッシュ

【スタート位置】
第1指の根元

【やり方】
スタート位置に親指を当てて圧をかけながら、指先までしごくように押しほぐす。押しほぐしながら、根元まで戻す。これを3回くり返す。

(2)心臓[左足]

【手の形】
関節プッシュ

【スタート位置】
第4指と第5指の間から指幅4本分下

【やり方】
スタート位置に人さし指を当て、5秒ほど圧をかける。5秒たったら圧を弱め、もう1度同じように圧をかける。3回押しほぐす。

(3)胸部のリンパ腺・胸部[両足]

【手の形】
親指プッシュ

【スタート位置】
足の甲側の第1指と第2指の指の股すぐ下(足の甲側)

【やり方】
足を両手でつかみ、親指を当てて圧をかけたまま、足首方向にスライドさせる。これを3回くり返す。次に、第3指と第4指の間も同様にして押しほぐす。

この記事は『安心』2022年5月号に掲載されています。

画像参照:https://www.makino-g.jp/book/b603865.html