今回は社会人や学生の皆さんに向けて、ぜひ読めるようにしていただきたい漢字を50選でご紹介していきたいと思います。
社会には沢山の文書があり、書くことよりも読むことのほうが頻度が高いことでしょう。
いざという時に「あれ?これなんて読むんだ?」と迷わないために、これを参考にしてみてください!
「慣用読み」ってなに?例つきで紹介
慣用読みとは
まず「慣用読み」とは何かについて説明していきたいと思います。
「慣用読み」は本来は正しい読み方ではないけど、「誤読」などによって広く一般で用いられるようになったため、完全な誤りとは言えなくなっている読み方のことです。
本当は間違っている読み方ではあるけれど、現在では間違いと認識されていない読みということで、調べてみるとこれが意外と多いのです。
皆さんが普段使っている読み方も慣用読みかもしれません!探してみてください!
代替
慣用読み
「だいがえ」
本来の読み方
「だいたい」
意味の説明
「代替」は「他のもので代えること」という意味です。
「だいたい」が正しい読み方ですが「だいがえ」と間違えて読む人が増えたためにどちらも読み方は間違いではないという形になった模様です。
ただし「代替品」や「代替案」という言葉がありますが、こちらは「だいがえひん」や「だいがえあん」と読むことは出来ませんので気をつけてくださいね!
貼付
慣用読み
「てんぷ」
本来の読み方
「ちょうふ」
意味の紹介
「貼付」は「貼り付けること」を意味します。
「貼」の音読みには「チョウ」しかありません。
それではなぜ「貼付」が「てんぷ」と呼ばれるようになったのでしょうか。
似た用語に「添付」があり、こちらは「てんぷ」と読みます。
「補足となるものを添えること、付け加えること」という意味ですが、この「添付」に引っ張られて間違った読みをした方が増えていったのではないのかという見解です。
重複
慣用読み
「じゅうふく」
本来の読み方
「ちょうふく」
意味の紹介
「重複」は「同じ物事が2つ以上重なること」を意味します。
耳なじみでなんとなく「じゅうふく」と読んでしまいがちですが、本当の読み方は「ちょうふく」です。
読めてかっこいいのは「ちょうふく」なので、そちらで覚えたほうがいいかもしれませんね!
早急
慣用読み
「そうきゅう」
本来の読み方
「さっきゅう」
意味の紹介
「早急」は「非常に急ぐこと」を意味する言葉です。
ニュースなどでは「さっきゅう」と読まれていますし、習うのも「さっきゅう」のはずなのですが、なぜか「そうきゅう」と読む方が多い漢字です。
捏造
慣用読み
「ねつぞう」
本来の読み方
「でつぞう」
意味の紹介
「捏造」は「事実ではないことを事実のようにこしらえること」という意味です。
「捏」には「ネツ」と「デツ」の音読みがありますが、「でつぞう」と読んでいることを耳にした方がどれくらいいるのでしょうか。ニュースなどでも「ねつぞう」と読まれているイメージしかないような気もします。
しかし本来の読み方は「でつぞう」なので、覚えておきましょう!
攪拌
慣用読み
「かくはん」
本来の読み方
「こうはん」
意味の紹介
「攪拌」は「かき混ぜること」という意味です。
もはや「こうはん」という読み方を知らなかったという人の方が多い漢字ではないかと思います。
授業でも「かくはんしてください」という指示を受けた方もいるのではないでしょうか。
実は「こうはん」と読む熟語だったのですね。
「情報を攪乱する」の「攪乱」も「かくらん」ではなく「こうらん」の慣用読みだったようです。
知識として身につけておきましょう!
情緒
慣用読み
「じょうちょ」
本来の読み方
「じょうしょ」
意味の紹介
「情緒」は「物事に触れて起こる様々な微妙な感情」のことです。
もはや「じょうちょ」としか読むことがなくなったので、本来の読みが「じょうしょ」であったことを知っている方は多くないと思います。
確かに「緒」は「一緒」や「内緒」、「緒論」などどの熟語を見ても「ショ」と読まれており、漢和辞典にも「諸」の音読みに「チョ」という記載はありません。
どこで「チョ」と読まれるようになったのでしょうか。。
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