やっぱり濡れないときは?

会陰

マッサージをしたり、潤滑ゼリーを活用したりしても

長年連れ添った夫には興奮しないという女性も多いでしょう。やっぱり濡れないときはどうすれば良いでしょうか。

腟口と肛門の間にある会陰をマッサージしてみましょう。人差し指から小指までの4本の指を会陰に当てて、やさしく円を描くようにマッサージします。会陰のツボを押すことで、東洋医学において女性特有の症状の治療に使う任脈という経路を活性化させることができます。

市販されている潤滑ゼリーを活用しても良いですよ。ただ、品質に差があるようなので、いろいろ試してみると良いでしょう。

痛みを我慢しながら性交するのは楽しくないですし、濡れないまま性交を続けて傷がつき、細菌感染をして膀胱炎や腟炎などになる原因にもなります。無理をせず夫婦のコミュニケーションを楽しみましょう」(駒形先生)。

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まとめ

濡れるために一番必要なことは「興奮」ということ。濡れない原因は、体だけではなく、心、気持ちも関係していることに改めて驚きました。40代、50代で「興奮」するシチュエーションをどう作るか。痛くない夫婦生活のカギはそこにあるようです。

取材・文/mido(50歳)
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。

著者/監修/駒形 依子 先生
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。