毎朝の納豆に梅干し!梅肉エキスも愛用

梅酒はたまに飲む程度ですがふだんからさまざまな形で、梅を食生活に取り入れています。

例えば梅干し。人からいただくことが多いので自分では漬けませんが、毎朝、納豆を食べるときには必ず梅干しを1個入れて「梅納豆」にします。添付のタレは使いません。

梅をハチミツ漬けにした「ハチミツ梅」も作ります。冷凍のほうがエキスが出やすいそうで冷凍梅を使うこともあります。アルコールを控えたいときは、梅酒ではなくこちらをお湯割りにして、実を食べることも。

また、市販品の「梅肉エキス」も愛用しています。ちょっとカゼっぽいなと感じたときに、お湯割りにして飲むと、それ以上悪化するのを防げます。

昨年はアメリカの制作するドラマ撮影のため、単身カナダに渡りました。このときも梅干しと梅肉エキスを持参。1ヵ月の撮影期間を乗り切りました。

梅酒や梅干し、梅肉エキスなどは、薬のような即効性はありません。けれども毎日少しずつとることで、体の回復力を高めてくれていると感じます。そうした意味では、梅は私にとって「元気の素」といえますね。

年齢を重ねてきて痛感するのは、「好奇心」と「体力」、この両方が、人生を充実させるカギになるということ。おもしろそうな物事を見つけても、行動に移すだけの体力がないとチャンスを逃してしまいます。それにはやはり、健康ありきかと。

筋トレにしろランニングにしろ、新しいことを始めるのって「めんどうくさい」と思いがちです。でも実際にやってみると、たいていは「やってよかった!」となります。

年を取っていくのって、「めんどうくさい」との闘いだと思うんです。だから私は、この言葉を禁句にしています。

梅仕事も同じ。正直めんどうだし、やらなくてもいい。でも、「今年の梅は今年しかない!」と踏ん切りをつけて実行に移すことで、あとあとに楽しみが得られます。梅雨の蒸し暑さも真冬の寒さも「今年のこの感じは今しかない!」と思えば、貴重にすら感じられます。

四季折々の旬を取り入れることは、私にとって、自分を新鮮に保つための大事な要素。また、初夏が巡ってきたら、梅を漬けるつもりです。

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梅の香り成分にはリラックス効果がある
大阪河崎リハビリテーション大学教授 宇都宮洋才

南さんは梅を存分に活用し、その薬効を享受されています。梅の香り成分にはリラックス効果があり、お酒は血流をよくして体を温めます。適量の梅酒は脳を眠りに導くでしょう。

南さんは梅干しと梅肉エキスを海外にも持参したとのこと。梅に含まれる成分が疲労回復を助けて、免疫力を高め、体調維持に一役買ったと思われます。
※大阪河崎リハビリテーションの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

[別記事:脂肪が燃え高血圧、動脈硬化、糖尿病の改善に効果を発揮する梅干しのすごい薬効→

この記事は『壮快』2022年7月号に掲載されています。

画像参照:https://www.makino-g.jp/book/b605811.html