土砂崩れ(がけ崩れ)は火災保険で補償される? 土砂災害時の考え方まとめ

火災保険・地震保険の補償対象外となるケース

火災保険・地震保険の補償対象外となるケースには、主に以下のようなパターンが挙げられます。

契約内容に重大な過失や法令違反がある場合

保険対象の置き忘れや紛失による損害の場合

地震により保険の対象となる建物や家財が損害を受けても、地震が発生した日の翌日から起算して10日を経過した後に生じた損害

事故が起こってから保険金請求まで3年以上たった場合

ねずみ食い、虫食い

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土砂災害時の保険金請求の流れ

土砂災害時、保険金を請求するまでの流れは以下の通りとなります。

保険請求の流れ

保険会社または保険代理店に連絡する

保険会社の通知に従い書類を用意して送付する

調査・確認の終了後、保険金の受け取り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 保険会社または保険代理店に連絡する

事故があったことを報告しないと、誰も気が付くことはできませんので、必ず保険会社または契約した保険代理店に連絡しましょう。

また、土日祝や夜間など保険会社や保険代理店が営業していない時には、保険会社のコールセンターに電話しましょう。

24時間電話が通じるようになっておりますので、繋がるはずです。

2. 保険会社の通知に従い書類を用意して送付する

土砂災害の請求にあたり、必ず必要な書類は下記4点になります。

書類が揃ってから連絡をするのではなくまずは連絡をしてから書類を準備し、提出する旨を保険会社に説明しましょう。

最近はLINEやメールなどで保険金請求の手続きができる保険会社もあり、さほど面倒な手続きではないので、なるべく自分で行いましょう。

昨今、火災保険請求代行業者の出現により火災保険の請求は難しいなどの情報がありますが、決してそんなことはありません。

分からなければ、保険会社のコールセンターで丁寧に教えてくれますので、安心してください。

3. 調査・確認の終了後、保険金の受け取り

必要な書類を保険会社に提出すると、概ね1週間から10日程で調査や審査が終わり、保険金の認定額が決まります。

ただし、事故の内容や請求金額によっては現地調査が入るケースもあり、その際には長期間になります。

保険会社から掲示された認定額で納得すれば、すぐに保険金の受け取りの流れとなります。

火災保険は見積書の提出はしますが、領収証の提出義務はありませんので、必ず修理をしなければならないという訳ではありません。

火災保険でお金をもらい、自ら修理をしたり修理をしないという選択もできるのです。