30代からでも遅くないおすすめの資産形成の6つの方法
30代からでも遅くないおすすめの資産形成の方法を6つご紹介します。
30代からでも遅くないおすすめの資産形成の6つの方法
つみたてNISA
イデコ
ロボアドバイザー
財形貯蓄制度
個人年金保険
積立保険(学資、養老、終身など)
これらの中でも「つみたてNISA」と「iDeCo」、「積立保険」の3種類は、手間を掛けずに資産形成を進められるので非常におすすめの方法です。
どれから始めればよいかわからないという人は、上記の3つから取り組むようにしてみてください。
それぞれの制度や保険について詳しく解説していきます。
1. つみたてNISA
30代や40代の人に特におすすめの資産形成の方法が「つみたてNISA」です。
つみたてNISAは、その名前の通り「積み立て」に特化した国の制度で、1年間で最大40万円を最長25年間、1,000万円までを非課税で運用できます。
積み立てに特化しているので、基本的には自分で売買のタイミングを決める必要がないので、投資知識が乏しい初心者の人でも着実に資産を増やしていくことが可能です。
また、つみたてNISAで選べる運用商品は、金融庁が厳選したお墨付きの金融商品の中から選ぶことになるので、比較的リスクも抑えられています。
日本国内在住の20歳以上の人であれば誰でも利用可能で、金融機関の窓口によっては数百円程度の少額から始められるのも魅力的なポイントです。
ただし、投資可能期間が2042年までと定められているので、つみたてNISAにまだ取り組んでいない人は早めに手続きを行うようにしてください。
つみたてNISAのデメリットとメリットとは?始め方をわかりやすく解説
2.イデコ
30代や40代の人につみたてNISAと合わせておすすめしたいのが「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です。
iDeCoは、自分で決めた掛け金を積み立て(拠出)して運用を行い、その運用益や資産などは60歳以降に受け取れるようになる制度です。
大前提として「60歳になるまで引き出せない」というデメリットがありますが、それ以上に大きなメリットがあります。
iDeCoのメリット
自動的に積み立て(拠出)ができる
拠出した金額が全額所得控除として申告ができる
運用で得られた利益に対しては非課税
60歳以降に受け取る際も大きな所得控除が適用される
転職や離職、独立をする場合は「移管」をすればiDeCoの資産を継続可能
iDeCoを活用すれば、将来を見据えた資産形成を進めながら、大きな所得控除によって税負担も軽減できます。
これほど大きな恩恵が得られる制度は他に存在しないので、公的年金だけでは老後の生活が不安に感じている30代や40代の人は、積極的に活用してみてください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?デメリットや始め方をわかりやすく解説
3. ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、投資初心者の人でも取り組みやすいおすすめの資産形成の方法です。
運用会社やプロの専門家の知識をAIに反映させ、機械学習による自動判別で、投資家に対して最適な資産運用を提案してくれます。
あとはその提案内容(ポートフォリオ)を見ながら運用方法を決めれば、あとはAIが自動的に資産運用を代行してくれるサービスです。
自分で売買のタイミングを決める必要がないので、投資知識が身に付いていない初心者の人でも安心して金融投資が始められます。
また、株式などのように数十万円や数百万円の資金を用意する必要がなく、10万円前後の初期費用があれば誰でも簡単に始められることが特徴です。
ただし、機械学習による自動判別とはいえ、確実に利益が得られるようなサービスではないので、時として元本割れが発生するリスクもあります。
ロボアドバイザーを利用する場合は、あなたに代わって資産運用を代行してくれるだけで、あくまで金融投資であることを忘れないようにしてください。
ロボアドバイザーおすすめ8社を徹底比較!初心者でも安心の選び方と始め方をわかりやすく解説
4. 財形貯蓄制度
会社に勤めている30代や40代の人におすすめの資産形成が「財形貯蓄制度」です。
財形貯蓄制度は、会社の給与から天引きされる形で、自動的に貯蓄が進められる制度のことをいいます。
給与から直接「先取り貯金」を行うことができるので、自分で貯蓄用口座にお金を移すのが手間に感じられる人や、お金を使い込んでしまいがちな人におすすめです。
大きく分けると「一般財形」「住宅財形」「年金財形」の3種類からひとつを選ぶことになりますが、選んだ財形貯蓄制度によっては税制上の優遇が期待できます。
その一方で、勤め先が本制度を導入していることが必要不可欠なので、会社に勤めているからといって必ずしも利用できる制度ではありません。
まずは勤め先の担当部署に問い合わせをして、財形貯蓄制度の利用が可能かどうかを確認するところから始めてみてください。
財形貯蓄制度はやめたほうがいい?利用時のメリットやデメリットをわかりやすく解説
5. 個人年金保険
30代や40代の人で老後の生活資金が不安な人におすすめなのが「個人年金保険」です。
個人年金保険は、契約時に定めた期間中は保険料を払い続けることで、老後になってからの一定期間、または生涯に渡って年金形式で給付金が受け取れます。
公的年金だけでは老後が不安な人不足してしまうことが予想されますが、個人年金保険に加入すれば追加で年金が受け取れるようになるので、老後の生活資金についても安心です。
また、個人年金保険料は所得控除として申告ができるので、現在の税負担を緩和する効果も期待できます。
個人年金保険とは? 種類やメリット・デメリットを簡単に解説します
6. 積立保険(学資、養老、終身など)
最後におすすめする資産形成の方法が「積立保険」です。
積立保険とは、いわゆる貯蓄性のある保険商品の総称で、終身保険や養老保険、学資保険、個人年金保険などがこれに該当します。
これらの保険商品は、保険料の払込期間を満了したときの「満期保険金」や、解約時の「解約返戻金」といった形で、それまでに払い込んだ保険料が戻ってくることが特徴です。
つまり、銀行にお金を預けるのと同様で、保険会社に対して保険料という形でお金を預けているのと同じような意味合いとなります。
一部の保険商品では、それまでに払い込んだ保険料以上の返戻金が受け取れる場合もあります。
当然のことながら、これらは生命保険としての役割を担っているので、自分や家族に万一のことがあっても安心です。
30代や40代になると結婚や出産で家族が増える人が多い傾向にあるので、これを機に貯蓄性のある保険に加入して、家族や自分の安全に備えてみるのはいかがでしょうか。
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まとめ
一般的に、30代は資産形成に取り組み始めるのに適した年代といわれています。
40代の人でも、老後とされる65歳になるまで10〜20年以上の時間があるので、資産形成を始めるのは今からでも決して遅くはありません。
本記事でご紹介した「覚えておくべきポイント」や「おすすめの資産形成の方法」を参考にして、積極的に資産形成へ取り組んでいただければ幸いです。
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