4人家族の平均食費は1ヶ月で約8.7万円!収入に対する理想的な食費の計算方法を解説します

4人家族で暮らしていて、毎月の食費を節約したいと思っていませんか?

とはいえ、食費を節約しようと思っても「どこまで食費を節約すれば良いの?」「そもそも4人家族の食費ってどれくらいが普通なの?」と疑問に感じる人も多いことでしょう。

そこで本記事では、総務省の統計データを参照して、2021年度の最新版における4人家族の平均食費をご紹介していきます。

平均的な食費を知った上で、後半で解説する「4人家族の食費を抑える節約術」を実践してもらえれば、無理のない範囲で驚くほど食費を節約できるようになります。

4人家族で暮らしている人は、ぜひ本記事を参考にしながら食費の節約に努めてみてください。

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4人家族の1ヶ月あたりの平均食費は約8.7万円

総務省の「家計調査年報(2021年)」によると、令和3年度における4人家族の1ヶ月あたりの平均的な食費は、約8.7万円であることがわかりました。

参考として、2人暮らし・3人暮らしの平均食費との比較表を作成しましたのでご覧ください。

参照:家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)|総務省統計局

4人家族の平均食費の内訳を見ると、最も大きな割合を占めているのは「外食」、次点で「調理食品」という結果でした。

調理食品は家族人数に関わらず10,000〜12,000円程度となっていますが、外食費は家族が1人増えることでおよそ3,000円ずつ高くなっています。

あくまで平均値なので、実際の家族状況や住んでいる地域によって食費は変動しますが、総務省が調査を行っていることから信頼に値するデータといって差し支えないでしょう。

4人家族で1ヶ月あたりの食費を見直す際は、約8.7万円を指標として節約に努めてみてください。

4人家族における四半期ごとの平均食費

続いて、4人家族における四半期ごとの平均食費についても見ていきましょう。

こちらでも同様に、総務省が公開する「家計調査年報(2021年)」を参照していきます。

参照:家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)四半期|総務省統計局

4人家族の食費を四半期ごとに分けると、1〜6月にかけては概ね8.4万円程度となっていますが、7月以降から年末にかけては食費が大きく増えていることがわかります。

中でも「調理食品」や「外食」の項目が大きく伸びており、夏場は「飲料」にかける費用も突出しています。

7月以降にかけて食費が増える理由としては、年末にかけて子供の運動会やクリスマス、職場の忘年会などのイベントごとが増えるためだと思われます。

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4人家族の理想的な食費はいくら?エンゲル係数をもとに算出

ここまで4人家族の平均的な食費についてご紹介してきましたが、その一方で「4人家族の理想的な食費はいくらなの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

1世帯あたりの理想的な食費を考える上で重要となるのが、家計の支出における食料費の比率を示す「エンゲル係数」です。

総務省統計局が公開する「家計調査報告(家計収支編)2021年(令和3年)平均結果の概要」によると、2021年の4人家族のエンゲル係数は27.2%であることがわかっています。

消費支出の金額が1ヶ月でおよそ30万円なら、そのうちの食料費の割合は81,600円となります。

このように、自分の家族のひと月あたりの支出額から、エンゲル係数を用いて算出した数値を目安にすることで4人家族の理想的な食費を計算できます。

この数値を目安にすることで、無理なく食費を節約することができるでしょう。

参照:家計調査報告(家計収支編)2021年(令和3年)平均結果の概要|総務省統計局