ファンドラップのメリットとデメリットを解説!資産運用初心者は必見!

ファンドラップは、顧客の運用スタイル、リスク許容度に応じて、投資の専門家が資産運用を代行してくれるサービスです。メリットや他のサービスとの違いなど解説します。資産運用方針を提案してもらいたい方や時間や手間をかけたくない方は参考にしてみてください。

ロボアドバイザーと比較したメリット・デメリット

ロボアドバイザーとは、人工知能(AI)が、顧客に合わせて投資信託を提案してくれるサービスです。提案がもらえるアドバイス型と、運用を任せる投資一任型があります。
最低投資金額の相場は1,000円前後です。手数料は、サービスに対する投資一任報酬と、サービスを通じて投資する信託報酬に大別されます。投資一任報酬の相場は、預けた資産の時価評価額に対して年率1%前後です。

ファンドラップが専門家と対面で相談しながら進めるのに対し、ロボアドバイザーはネット上で自分の情報や条件を回答する点が異なります。
また、ロボアドバイザーはあらかじめ決められた質問に答えるだけですが、ファンドラップは専門家に直接質問できるメリットがあります。

投資一任報酬の相場は預けた資産の時価評価額に対して、ロボアドバイザーが年率1%前後、ファンドラップが年率1.5~2%前後となります。専門家に直接相談できることよりも、手数料の安さを重視する人にとって、ファンドラップの手数料はデメリットと感じるかもしれません。また、ファンドラップは最低投資金額が高いため、少額から投資したい人にとっては向いていないでしょう。

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ファンドラップが向いている人の特徴

ファンドラップは自分で運用・管理する手間が掛かりません。そのため、投資知識が少ない投資初心者や、投資以外のことに時間を使いたい人に向いています。

またファンドラップでは、投資環境に応じて、ポートフォリオの資産配分を変更してもらえます。投資に慣れている人でも、例えば退職金のようにまとまった資金をどのように投資したらいいのか、迷うこともあるでしょう。
ファンドラップを利用すると、資産状況や投資目的、リスク許容度にあった分散投資を専門家に相談したい方には向いています。

具体的にファンドラップのメリットを感じられる人は以下のような人です。
・退職金を手にしたため、老後のために資産形成をしたい
・相続金を運用して増やしておきたいが、資産運用の経験がない
・まとまったお金を投資して資産を増やしたいが、時間や手間が惜しい
・リスクを抑えて長期的に資産運用したいが、金額が大きく不安だ

金額が大きくなれば、資産運用に手間も時間も掛かります。ポートフォリオのバランスが崩れ、気づかぬうちに過大なリスクを取ってしまう可能性もあります。専門家に任せるのも一つの選択肢でしょう。

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