まずは少額から。投資方法を検討しよう

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いくら資産運用しようと思っていても、持っている資産を全額投資するのは避けましょう。投資にはリスクがつきものです。

まずは少額で運用できる、手堅い運用方法から試してみるのがおすすめです。

個人向け国債

個人向け国債は比較的安全性が高い商品として知られています。変動10年、固定5年、固定3年と、金利や満期までの期間によって3商品に分かれていますが、中でも変動10年のものが人気です。実勢金利に応じて半年ごとに適用利率が変わる仕組みになっており、今後、日本の金利が上がれば、利率も高くなる可能性があります。

インデックス型投資信託

投資信託は、運用の専門家に資金を預け、投資・運用してもらう金融商品です。信託報酬はかかりますが、少額から購入できて、専門家がさまざまな資産に分散して投資してくれるのでリスク分散にもなります。中でも日経平均株価などといった指数に連動した運用をしてくれる「インデックス型」の投資信託を購入すれば、投資に慣れていない人でも値動きを把握しやすくなります。

ポイントは、投資先を分けること。投資信託は商品によって投資対象が異なり、先進国の企業に投資するものや、国内企業にしぼったもの、不動産に投資するものなどさまざまです。リスクを分散するためには、バランスよく組み入れることが大切です。

せっかく貯めた1000万円。無計画に使うのではなく、目的に応じ資産を分けて管理することが大切です。またインフレ下では、ただ預金に置いておくだけではなく、インフレ対策も重要になります。しかし、金融商品はもちろんリスクも伴いますのでそれぞれの特徴や注意点をしっかり確認しましょう。ご紹介したポイントや投資方法なども参考に、大事なお金を有効に活用してください。

※資産運用や投資に関する見解は、執筆者の個人的見解です。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。