50歳を過ぎたころから、更年期により落ち込むことが増え、何ごとにもやる気や気力が薄れていきました。「私はおばさんだから」と自分に壁を作り、新しいことへの挑戦やおしゃれをすることを諦めていた時期がありました。

そんな私が、海外の格好良い60歳過ぎのマダムを特集した写真集に出合い、人生観が変わった体験談をお伝えします。

他人軸のおばさんからの脱却 



年齢を重ねるごとにどうしても避けられないことは、見た目の老化。皮膚のシワ、シミ、たるみ、肌のくすみ……など、気になる点を挙げたら数えきれないほど。しかも、化粧品でのごまかしは年齢とともに限界を感じ、アラフィフに到達したときには、鏡を見るたびに「おばさんだからしょうがない」と諦めることが多くなりました。

外出時の服装も周囲の目を気にして、なるべく無難な色やデザインを選ぶようになり、どんどんあか抜けけないおばさんになる一方。そんなとき、出合った本が60歳以上のマダムを撮り下ろした写真集「Advanced Style」。ニューヨークのおしゃれ上級者のマダムたちの街角スナップショットと人生観のひと言が添えられている写真集で、年齢に関係なくおしゃれと人生を楽しむ知恵が詰まったパワーあふれる一冊です。

この本と出合えたことで、自分がどれだけ他人軸で生活しているのかを痛感。すてきなマダムになるためには、年齢に振り回されない自分のスタイルを持つことが大切だと気付かされました。

(広告の後にも続きます)

年齢を重ねて得た経験と知識を活かす



写真集「Advanced Style」のサブタイトルは「長く生きるほど、賢くなっていく」です。その言葉に勇気付けられ、アラフィフの私自身にも何か始められると思えたのが自分の大きな変化です。まずは自分自身の経験と知識を紙に書き出してみました。そうすることで、自分の強みと弱みを客観視でき、強みを伸ばすきっかけになりました。そこで挑戦したことが2つあります。

1つ目は、ボランティアで地域の小学生に英会話を教えること。初めての経験でしたが、子どもと接することにより職場では学べない新しい発見があり視野が広がりました。2つ目は、副業で始めたWEBライター。最初は不安だらけでしたが、やってみないと何事も始まらないので、初めの一歩を踏み出してから約1年4カ月がたち、日々経験を積み重ね中です。

改めて、仕事や人生で培った知識と経験は自分の財産であり、年齢に関係なく自分次第で輝けるものだと思えました。