まとめ

今回は、学生納付特例制度を利用した分の追納をするのか、その資金を投資して増やすのかという点についてみてきました。まとめると

・年金には、免除制度と猶予制度の2種類の制度があり、学生納付特例は猶予制度である
・猶予は年金額に反映されない
・追納は10年間遡って納めることができる
・追納した場合と投資した場合では、運用次第で投資が有利になることもある
・公的年金は、一生受け取れる安心感があり、繰り下げると増える
・投資への考え方や性分、家計の状況などを鑑み検討する

いずれにしても追納は10年という時効があります。学校を卒業して収入が安定してから納付するとしたら、払える時期は限られます。まだ間に合うという方は、この機会に追納するのか、見送るのか検討してみましょう。

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年金についてのQ&A

Q. 国民年金を少しでも増やす方法はありますか?

A. 国民年金保険料に上乗せして付加年金に加入する方法があります。付加年金は、400円払うと将来200円の年金が受け取れるため2年受け取れば払った分受け取れます。役所の年金課で手続きできます。

Q. 国民年金に支払期限はありますか?

A. 通常は、当月分を翌月末までに支払う必要があります。しかし、遅れても2年間は納付することができます。