知っておくべき「お餞別」を渡すときのマナーとは?相場や書き方も解説

お餞別(せんべつ)とは異動や引っ越しなどでお別れする相手に向けて贈る、お金や品物のことを言います。社会人になると、職場などでお餞別を渡す機会もあるのではないでしょうか?そんな方の参考として、お餞別の意味や由来、渡し方のマナーや注意点をまとめてみました。

お餞別を渡す時期と方法

お餞別はちょうどいいタイミングで相手に渡したいものです。特に職場の上司などであれば、なおさらです。基本的には、その人に会うことになる最後の機会がおすすめです。早めに渡してしまって、その後何回も顔を合わせることになると、感動が薄れてしまいますし多少の気まずさも出るでしょう。
職場の人の場合は、最後の出社日の送別会など。取引先の方の異動や栄転などの場合は、取り消しなどのリスクに備えて、実際に辞令が交付されてから渡す方が安全です。

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お餞別を渡すときやお金を封筒に入れるときのマナー

相手にお餞別を渡す際の注意点についても、いくつかご紹介しておきましょう。マナーを間違えると、せっかくの気持ちが十分伝わらなくなってしまうことになりかねません。

お札は新札を使うべき?

一般的に、お祝い事に使うときのお札は新札がよいとされています。お餞別でも退職する方に渡すものについては、新札を用意するとよいでしょう。一方、仕事とは関係のない知人や友人に渡すお餞別では、それほど神経質になる必要はありません。もちろん汚いお札よりはきれいなお札の方が気持ちがよいので、手持ちのお札の中から状態のよいものを選びましょう。気になるようでしたら、新札を使うと安心です。

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お札を袋に入れる向きは?

退職する方へのお餞別では、お札の向きにも気を使いましょう。お札は、人物の肖像画のある方が表で、肖像画がない方の面が裏になります。のし袋にお札を入れるときには、のし袋の表面側にお札の表面がくるようにします。つまり肖像画の顔が表から見えるようにして入れるということです。知人友人の場合も同じようにお札の向きを揃えて入れると丁寧です。

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