子供が医療保険に入るメリット、デメリットとは

子供に医療保険が必要か否かというのは、よく議論の対象になります。これは日本の公的な医療制度に加え、各自治体が子育て支援として独自のサービスを行っていることが要因といえるでしょう。

自治体にもよりますが、一般的には小学生までは通院する費用を助成したり、入院に伴う医療費が不要であったりと、医療費を負担することになっても低額の負担で済むことがあげられます。

子供が医療保険に入るメリット

基本的には公的医療制度を活用すると子供の医療費は低額もしくは不要になるケースが多いです。ただし、それ以外の雑費が必要になったり、入院の付き添いで親が仕事を休み収入が減少したりすることもあるでしょう。そんなとき、子供が医療保険に加入していれば、給付金を活用し、雑費や収入が減少した分を補填できるというメリットがあります。

子供が医療保険に入るデメリット

一言でいえば保険料が必要ということでしょう。中学生までは入院費用が不要な自治体などもあり、わざわざ医療保険に加入する必要はないという考え方もあります。その場合は毎月の保険料が不要な出費という考え方もできます。

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子供の医療保険、賢い選び方ポイント3つ

子供の医療保険が必要か否かはご家庭の判断によりますが、もし医療保険に加入するのであれば以下の点に注目しましょう。

保障の目的は何か

子供の医療保険に限らず、何が目的で医療保険に加入するのかを考えましょう。基本的に医療保険は入院しなければ、給付金を受け取ることができません。病気はそれほど心配していないけれど、ケガでの通院に備えたいという目的であれば通院して給付金を受け取れる商品を選ぶ必要があります。

掛け捨てか、貯蓄型か

子供に限らず、医療保険は見直し前提で考えましょう。例えば今の3歳児が30年後に受ける医療サービスに対して、現在の保険内容で十分かどうかは分かりません。医療技術の進歩に合わせて医療保障は年々進化しており、その時々で見直しすることが必要でしょう。そうなると掛け捨てで契約する方が保険料は安く済みます。

保険料で選ぶ

民間の生命保険会社の商品と生協などの共済商品を比較しても、金額的にはあまり大きな差はありません。ただし通院の保障において、共済は通院給付が含まれている、あるいはオプションで付けても毎月の費用はそれほどかからないものが多いですが、民間の生命保険会社の場合は通院特約を付けると保険料が上がりやすい傾向にあります。

求める保障に合わせて保険料を考えましょう。子供の医療保険に限ったことではありませんが、保険を選ぶ際は求める保障を決めて、その後に保険料の比較をしましょう。

先進特約が付いているか

先進医療とは、公的保険の適応を受けていないが医療効果が期待できる高度な治療法を指します。一般的には放射線などを用いたガン治療などが知られています。子供の病気で先進医療を用いる可能性は極めて低く、基本的に先進医療特約は不要だと思います。ただし、先進医療に対する備えが必要という状況であれば、民間の生命保険会社で選択しましょう。