「踏まえて」の敬語表現とよくビジネスシーンで使われる表現とは?

ここでは、「踏まえて」の敬語表現とよくビジネスシーンで使われる表現についてご紹介します。

「踏まえまして」

「踏まえまして」は、「踏まえて」の敬語表現です。

「踏まえて」に、「ます」という動詞の連用形に付くと丁寧語になるものが組み合わさった表現です。

例えば、表現としては、「今度の説明を踏まえまして、今度の契約についてご判断ください。」などがあります。

「以上を踏まえて」

「以上を踏まえて」の意味は、いくつかの経緯や例などを説明した後に、それらをまとめて「以上」と表現することによって、「それまで説明した全ての内容を踏まえて」ということになります。

「以上を踏まえまして」も、「踏まえて」の敬語表現を使って表現することができます。

例えば、表現としては、「(打ち合わせが終わった後に)以上を踏まえて、企画書を明日までに1人1部ご提出ください。」などがあります。

「踏まえた上で」

「踏まえた上で」の意味は、「~を考慮した後で」ということです。

「上で」という表現の意味は、次の事態がある行為、動作に基づいて起こることです。

例えば、表現としては、「捜索する範囲は、生きている可能性を踏まえた上で決めた方がいい。」などがあります。

「以上を踏まえて」と「踏まえた上で」は合体して、「以上を踏まえた上で」という形でも使えます。

「以上を踏まえた上で」は、「以上を踏まえた上で、収益を確保しながらも、環境が維持できる開発プランを立案すべきです。」などのように使えます。

(広告の後にも続きます)

「踏まえて」の言い換え表現とは?

ここでは、「踏まえて」の言い換え表現についてご紹介します。

「根拠とする」「前提とする」

「根拠」の意味はもとになる理由、「前提」の意味はあることが成立するための前置きになる条件です。

そのため、「根拠とする」「前提とする」の意味は、次のアクションをある条件をベースに起こすということになります。

「考慮する」

「考慮する」の意味は、あることについて十分に考えてみることです。

そのため、「考慮する」というのは、行動する前に十分に考えるという意味になります。

「加味する」

「加味する」の意味は、味を料理などで付け足すということだけでなく、他の要素をあるものに付け加えるということがあります。

ここでの意味は後者のものです。

そのため、「加味する」は、行動を起こす前に、特定の条件を判断の基準に付け足すという意味になります。

「基づく」

「基づく」の意味は、基礎がそこにあり、それを根拠にするということです。

そのため、次の行動をある物事を前提、根拠として起こすという意味です。