コンパクトな平屋のメリット・デメリット|おすすめの間取りもご紹介

近年、コンパクトな平屋に興味のある方が増えてきています。しかし、コンパクトな平屋がどんなものなのかイメージできないという方も多いのではないでしょうか。この記事ではそんな方に向けて、コンパクトな平屋のメリットやデメリットを解説します。おすすめの間取りもご紹介するのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

コンパクトな平屋とは

「土地が狭いからコンパクトな家しか建てられない」という方もいるでしょう。コンパクトハウスとは一般的に、延べ床面積が30坪以下の住宅を指します。

建ぺい率60%、容積率200%の場合、延べ床面積30坪の平屋を建てるためには約50坪の土地が必要です。30坪以下のコンパクトハウスなら50坪以下の土地で建てられるということになります。また、広い土地が必要でない分、土地の選択肢が多くなるのもメリットといえるでしょう。

 

(広告の後にも続きます)

コンパクトな平屋のメリット

50坪以下の狭い土地でも建てられるコンパクトな平屋は、2階建て住宅とどのような違いがあるのでしょう。ここではコンパクトな平屋のメリットを解説します。

 

家族とのちょうどよい距離感

コンパクトな平屋はリビングや部屋がつながっている間取りが多いため、違う部屋にいても家族の気配を感じやすく、部屋間でも声が届きやすいという特徴があります。また小さな子どもがいても階段から転落する心配がなく、目が届く場所で生活できるのもメリットです。

子どもが成長して自分の部屋で過ごすことが多くなっても、リビングとの距離感が短いため、思春期にありがちなすれ違いを防ぐのに効果的。

コンパクトな平屋は住める人数が限られるので、間取りをこだわることが快適な住まいづくりの第一歩です。

 

家事動線や間取りもコンパクトになる

コンパクトな平屋は家族が長く過ごすリビングのほか寝室、子ども部屋などすべてが横に移動するのみでシンプルな間取りになることが多いです。

2階建てでは、1台の掃除機を使い回す場合、各階でコンセントを抜き差しする必要があり、階段での移動も大変です。一方コンパクトな平屋なら掃除機を持ち上げて移動する距離やコンセントの抜き差しの回数も少なく済みます。そうなると家事動線もシンプルになり掃除時間短縮も可能です。結果的にコンパクトな平屋は暮らしやすい住宅と感じるでしょう。

 

低価格で建てられる

「平屋は広い土地が必要になるから、建築費用が高い」そう思っていませんか?
コンパクトな平屋なら必要な土地面積も建設時の施工面積も狭いので、一般的な平屋よりも低価格で建設可能です。

 

地震や台風に強い

大きな地震が発生すると、建物の高さが高くなるほど揺れがひどくなります。平屋は建物が低い分、地震の揺れが小さくなり影響を抑えられるのがメリットです。また、面積が狭いコンパクトな平屋は台風などの風の影響も受けにくいため、災害へのリスクが小さい家を建てたいと考えている方はコンパクトな平屋が適しています。

 

終の棲家にもなる

30坪以下の平屋はとてもコンパクトな住宅なので、子育てを終えたシニア世代の方にも人気があります。コンパクトな分、あまり多くの物を持ち込んでしまうと家の中が乱雑になってしまいます。そのため、必要最低限な物や本当に大切な物だけを選んで、移り住むことになるでしょう。

「家族にとって本当に必要で大切な物だけに囲まれて余生を過ごす」

とても素敵なことだと思いませんか。