教育資金準備には新NISAの「つみたて」がおすすめ

新NISAでは投資信託や株式などが購入できますが、教育資金の準備に向いているのは投資信託の積み立て購入です。児童手当を利用して、毎月同じ金額で同じ投資信託をコツコツと積み立て購入する方法=ドルコスト平均法がおすすめです。

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【シミュレーション】児童手当を新NISAで運用してみると?

2024年10月から、児童手当の給付対象を高校生まで拡大することを岸田内閣が閣議決定しました。2024年1月からスタートする新NISAを使い、高校生まで対象が拡大された児童手当を運用すると、どれくらいの効果があるかを試算してみましょう。

毎月の積立金:1万円
運用期間:0~18歳の216カ月
運用方針:手数料の安いインデックスファンドを使用
運用商品:現金    (日銀発表の過去15年の普通預金金利)
     日本株式  (TOPIX)
     日本債券  (NOMURA-BPI)
     先進国株式 (MSCI-KOKUSAIインデックス)
     米国株式  (S&P500)
     全世界株式 ( MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)    

(前提条件)
毎月1万円を216カ月間積み立てし、各項目の過去20年の平均リターンで運用できたものとする。なお過去20年の平均リターンを用いて試算
この条件の元、各運用商品別の運用シミュレーションは以下のようになります。

図表:金融庁資産運用シミュレーションを使用して筆者作成

いかがでしょうか?
毎月1万円を216カ月間、欠かさず積み立てをしていくと大きな効果が期待できそうです。なかでも海外のマーケットに連動する投資信託は、特に高いリターンを示しています。新NISAのメリットは上の表の運用収益を非課税で受け取れることです。