会社員や公務員や給与で働いている人なら、毎年行っている年末調整。ですが、結婚や出産などのライフステージの変化により申請内容を間違えると損してしまうことも。今回は間違えやすいケースとその修正方法をお伝えしましょう。特に、今年ライフステージが変わった人は注意が必要ですので是非ご確認ください。

年末調整の修正ってどんなときに必要?


書類
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年末調整とは、その年の収入から源泉徴収された所得税を調整する手続きのこと。毎月源泉徴収として天引きされる所得税は概算であり、年末でその過不足を調整するのです。多く徴収されていれば還付され、少なかったときは追加徴収されます。

年末調整の際には、次の書類を会社に提出する必要があります。

・給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
・給与所得者の保険料控除申告書
・給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書

この書類の提出に際し、よくある間違いとしては主に次のようなものがあります。

間違いやすい例
扶養家族が増えた
配偶者または本人の年収が大きく変わった
保険料控除証明書などを出し忘れていた
控除が適用となる申告を忘れていた

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扶養家族が増えた


赤ちゃん
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今年扶養家族が増えた場合、扶養人数の変更が必要です。ですが、年末調整の書類を出した後に結婚した、子供が生まれた、親と同居することになったというパターンもありえます。その場合、扶養控除や配偶者控除が変わってしまうため修正が必要です。