換気扇掃除で知っておきたい分解・組み立ての手順

換気扇の掃除を自分でするなら、分解や組み立ての手順も把握しておく必要があります。
適切な方法で掃除するために知っておきたい分解・組み立ての手順も確認しておきましょう。

レンジフードの分解・組み立て手順

レンジフードの分解・組み立て手順は以下のとおりです。

まずは、整流板を外します。
整流板はついていないタイプの換気扇もあるので、ない場合は外す必要がありません。
整流板は引っかけてあるだけなので簡単に外せます。
次にフィルター、シロッコファンを外します。
ネジで止まっているので、ドライバーがあると外しやすいです。
これらを外したらつけ置き洗いや吹き上げをして、シロッコ、フィルター、整流板の順で元に戻していきます。

お風呂の換気扇の分解・組み立て手順

お風呂の換気扇は、カバーが外れるタイプとそうでないタイプの2種類があります。
カバーが外れない場合は個人で分解清掃ができないので、プロに依頼することになるでしょう。
ここでは、カバーが外れるタイプの分解・組み立て手順をご紹介します。

カバーは針金などで固定されている場合もありますが、つまんで引っ張るだけで簡単に取れるようになっています。
シロッコファンが外れるタイプなら、そのまま外して掃除しましょう。
外れない時はそのままの状態で掃除することになります。
掃除が終わったら、シロッコファンやカバーをはめて完了です。

プロペラタイプの分解・組み立て手順

プロペラタイプの換気扇で、フィルターが付いている場合は下部を持ち上げて手前に引きフィルターを外します。
次に、換気扇カバーの底部分に油受けがあるか確認しましょう。
油受けがあれば、換気扇カバーを外す前に溜まった油に注意しながら油受けを外します。
そして、フィルターと同様に換気扇カバーを外します。
中にある羽部分のファンを取り外すためにスピンナー(ファンを固定している部品)を緩めていきます。
ファンを片手で押さえながら、スピンナーを時計回りに回してファンを外しましょう。
洗浄後、逆の手順で戻していきます。
メーカーによって分解の仕方が異なる場合もあるので、取り扱い説明書を確認することをおすすめします。

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分解した部品の洗浄方法

換気扇によって掃除するポイントが異なるので、換気扇ごとの洗浄方法をご紹介します。

【レンジフード】

分解した部品は洗剤を使ってきれいにしていきます。
汚れがひどい場合は浸け置き洗いを取り入れてみてください。

①洗剤を部品に吹きかける
フィルター、ファン、整流板など取り外した部品をシンクに並べて洗剤をスプレーします。
噴射後2~3分ほど待ちましょう。

②浮いてきた汚れを拭き取っていく
少し経つと汚れが浮いてくるので、古布などを使って拭き取りましょう。
汚れが落ちにくい場合は、スポンジやブラシでこすり洗いをします。

③水洗いしてよく乾かす
洗剤で汚れを落としきったら、最後に水洗いをします。
水で流した後、汚れが落ち切ってない場合は作業を繰り返しましょう。

・浸け置き洗いのやり方

冬場は気温が低いので油汚れが固まり、掃除に時間がかかります。
また、汚れが蓄積していると洗剤では汚れが落ちにくいので、浸け置き洗いがおすすめです。

①浸け置きする前に、割りばしなどで部品表面の汚れを落とす
②シンクにタオルを敷きゴミ袋を2重に重ねたものを用意する
③油汚れの取り外したフィルター類をゴミ袋の中に置き、45~50度のお湯を入れ、重曹または中性洗剤を入れ溶かす
④1~2時間放置
⑤浮き上がった油汚れをスポンジや歯ブラシで落とす
⑥水洗いをしっかりして、よく乾燥させる

【お風呂の換気扇】

お風呂の換気扇掃除には中性洗剤とスポンジを使いましょう。
カバーが取り外せるタイプと取り外せないタイプで掃除方法が異なります。
手順は以下のとおりです。

・カバーが取り外せる換気扇

①取り外した部品についたホコリを掃除機で除去する
掃除機でできる限り溜まっているホコリを取っていきましょう。
この際、水洗いでホコリを取り除こうとするのは止めてください。
逆にホコリがへばりついてしまい、除去しにくくなるからです。
必ず乾いている状態で掃除を行いましょう。

②取り外したパーツを洗剤に浸ける
浴槽や大きめの桶、ゴミ袋などに部品を入れて洗剤を吹き付けます。
5分ほど時間を置き、洗剤と汚れを馴染ませましょう。
汚れが落ちにくい場合は、1時間以上洗剤に浸けて様子を見ます。

③汚れをスポンジで落とす
浮いてきた汚れはスポンジを使い落としましょう。
軽くこするだけでも汚れは取れます。
スポンジが当たりにくい箇所は、歯ブラシや爪楊枝を利用して汚れやホコリをかき出しましょう。

④水洗いをしてよく乾燥させる
洗剤が残らないよう、よく水ですすぎます。
それぞれのパーツをしっかり乾燥させてから元の位置へ戻していきましょう。

・カバーが取り外せない換気扇

①フィルターを横に引っ張りずらす
横にずらしたフィルターを、掃除機を使ってホコリを吸い取ります。

②中性洗剤で浸け置き洗いをする
中性洗剤を含ませた水の中に雑巾を入れ、固く絞ります。
フィルター部分の汚れを雑巾で拭き取っていきましょう。

③換気扇本体を乾拭きで拭いていく
乾いた雑巾を使い、換気扇をしっかり乾燥させます。