換気扇まわりの掃除方法

換気扇の掃除をするのであれば、併せて換気扇まわりの掃除も済ませると良いでしょう。
換気扇の外側、キッチンの壁、浴室の天井の掃除方法について紹介します。

換気扇の外側

換気扇の外側の汚れは、外にあるので頻繁に掃除をしなくても問題ありません。
しかし、キッチンとつながっているので、煙に油が含まれ、雨やホコリが付きやすく黒ずみやすい箇所でもあります。
汚れが気になり始めたら、汚れが落ちやすい雨上がり掃除を行うと良いでしょう。
以下の手順で掃除しましょう。

①水で絞った雑巾に台所洗剤(中性洗剤)を含ませ馴染ませる
②換気口、換気扇の外側の目立った汚れを拭き取っていく
③届く範囲でダクト内も拭く
④別の水を含ませた雑巾を使い、洗剤を拭き取っていく

換気扇の外側の掃除は奥までやる必要はなく、目につく汚れを落とすだけで十分です。

キッチンの壁

他の壁とは異なり、キッチンまわりの壁は汚れやすく落としにくいです。
空気中に飛び散った油とホコリが混ざりやすく、付着した汚れが固まることが原因です。
汚れを放置していると黄ばみや頑固な汚れへと変わるので、水拭き程度では落ちない汚れへと変化します。
頑固な汚れを手間なく落とすためには、汚れに合った洗剤選びが重要です。

【キッチン汚れにおすすめの洗剤】
・セスキ炭酸ソーダ
・アルカリ電解水
・重曹ペースト
・中性洗剤

【キッチン壁の掃除方法】

上記の洗剤を使って、汚れの状態を確認しつつ掃除をしていきましょう。

・時間が経過して落とせない油汚れ
こびりついてなかなか落とせないような油汚れには「重曹ペースト」がおすすめです。
重曹には研磨作用があるので、時間が経ってしまった頑固な油汚れに効果があります。
重曹と水を2:1で混ぜ、ペーストにしたものを汚れた部分に塗り、その上からラップをはり放置しましょう。
5~30分ほどしたらメラミンスポンジなどを使い、汚れを落とします。
汚れが落ちてきたら、水拭きをしてペーストを拭き取りましょう。

・軽い油汚れ
汚れてからまだ時間が経っておらず、軽度であれば、「セスキ炭酸ソーダ」を使って汚れを落とすことができます。
壁がべたべたしている、ちょっとした汚れが気になる場合に適しています。
セスキ炭酸ソーダを利用する際は、スプレーボトルに洗剤を作り吹きかけましょう。
壁に吹きかけて1分ほど浸透させ、雑巾やキッチンペーパーで拭き取ります。

浴室の天井

お風呂の天井はカビが生えやすい部分なので、掃除を定期的に行う必要があります。
掃除の手順は以下のとおりです。

①浴室の換気扇を回して、ドアや窓を開ける
②モップなどにカビ取り剤や洗剤を染み込ませ、天井をまんべんなく拭き取る
③次に水拭きで洗剤を落とし、四隅までしっかりと乾拭きする
④浴室を乾燥させるために換気をする

こまめに清掃すれば、カビの繁殖を防げます。
カビが繁殖する前に対応できていれば、強力なカビ取り洗剤を使う必要もありません。

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換気扇掃除を業者に依頼するメリット・デメリット

換気扇掃除は自分で行うのではなく、業者に依頼することもできます。
自分で作業をする手間が省けるので、依頼したいと考える人も多いでしょう。
続いては、換気扇掃除を業者に依頼することのメリット・デメリットをピックアップしてご紹介します。

業者に依頼するメリット

換気扇の掃除を業者に依頼するメリットはいくつもあります。

・細かい部分まできれいにしてくれる
業者は換気扇掃除のプロなので、自分では行き届かない部分まできれいにしてくれます。
シロッコ換気扇のように細かい部分があると掃除の手間がかかりますし、思ったようにきれいにできない場合もあります。
しかし業者なら、どのような換気扇でもピカピカにしてくれるでしょう。

・カビや菌を除去してくれる
換気扇が汚れているとカビや菌などが蔓延しやすくなります。
プロに掃除をしてもらうと、除菌もしっかりしてもらえるので、そのような心配もなくなるでしょう。
清潔な住環境を手に入れられます。

・特殊な薬剤を使用できる
業者に依頼すると、素人が扱えないような特殊な洗剤で掃除してくれます。
長年蓄積された頑固な汚れも短時間で落とせる薬剤もあるので、スピーディーできれいな仕上がりになるでしょう。
自分で掃除した時は落としきれなかった頑固な汚れもきれいにしてもらえるので、感動するはずです。

業者に依頼するデメリット

業者に依頼すると様々なメリットを享受できますが、デメリットだと感じてしまう部分もあります。
デメリットには以下のような点が挙げられます。

・季節によっては予約が難しい
お風呂の換気扇は、バスタブを使い始める人が多い冬場から年末にかけて掃除の依頼が多くなります。
キッチンなど他の部分の換気扇も、年末年始の大掃除できれいにしたいと考える人が多いです。
そのため、年末の大掃除シーズンはなかなか予約が取れない可能性があります。
清掃御者の繁忙期でもあるので、場合によっては1ヶ月以上先の予約になることも考えられます。
業者に依頼するならピークとなる時期を避けるのが無難です。

・コストがかかってしまう
当然ですが、業者に依頼するとコストがかかります。
換気扇掃除を依頼した場合の相場は1万円ほどです。
浴室内やキッチン回りなど、他の部分も合わせて依頼すれば割り引いてもらえる可能性もあります。
しかし、トータルの金額はそこまで安くなりません。
依頼する時は料金体系をチェックし、気になる部分が合ったら問い合わせて確認するようにしましょう。

業者を選ぶ時に注目したいポイント

換気扇の掃除を自分でやるのではなくプロにお任せしようと考えた時、依頼先の業者を決めることになります。
最後に、業者を選ぶ時に注目したいポイントを3つピックアップしてご紹介します。
換気扇掃除を専門業者に依頼しようと考えているのであれば、参考にしてみてください。

実績が豊富な業者を選ぶ

換気扇の掃除を行っている業者は、全国各地にたくさんあります。
すべての業者が実績豊富というわけではないので、ホームページなどで確認するようにしましょう。
実績が豊富な業者であれば、様々な汚れに柔軟な対応ができます。
それぞれの状況に合わせた適切な薬剤選びも、実績が豊富な業者の方が得意なはずです。
実績が豊富な業者であれば、換気扇のタイプに合わせた手順もしっかりと把握しているので、安心してお任せできるというメリットを享受できます。

保険に加入済みの業者を選ぶ

いくら実績がある業者でも、絶対にトラブルが起こらないという保証はありません。
万が一の時に備え、損害賠償保険に加入している業者を選ぶようにしましょう。
換気扇掃除で考えられるトラブルには、作業中に道具を落として床に傷をつけてしまった、作業員の不注意で近くに置かれていた花瓶などを割ってしまった、などが考えられます。
数万円程度なら作業員の自己負担、または会社負担でも対応できるでしょう。
しかし、床の修繕費や壊してしまったものの賠償費用が数十万円~数百万円になってしまう可能性もゼロではありません。
大切な住宅や思い出の品を壊されてしまったら、気分も良くないでしょう。
細心の注意を払っていても、何らかのトラブルが起こる可能性をゼロにすることはできません。
だからこそ、損害賠償保険に加入している業者に依頼した方が安心できるのです。

料金が相場からかけ離れていない業者を選ぶ

依頼しようと考えている業者が提示する料金体系も必ず確認しましょう。
業者によっては、料金が相場からかけ離れている可能性があります。
換気扇掃除をはじめとした清掃サービスの料金は、人件費が大半を占めています。
そのため、料金はいわゆる言い値になってしまうのです。
使っている洗剤の質や作業範囲の広さなどによって、金額が高くなるなら問題はないでしょう。
しかし、そのような理由がないのに相場より高い場合はぼったくりの可能性があるので要注意です。
また、他よりも極端に安い料金を提示する業者も避けるようにしてください。
サービスが不十分だったり、後から追加料金を請求されたりするなどのトラブルに発展する恐れもあるためです。

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まとめ

今回は換気扇を自分で掃除する方法や、業者に依頼するメリット・デメリットについてご紹介してきました。
自分で換気扇を掃除する際は、今回紹介した手順を参考にしてみてください。
自分でもできないわけではありませんが、換気扇のタイプによっては難しい場合もあります。
そのような時は業者への依頼を検討しましょう。
業者に依頼するとコストはかかりますが、プロならではの道具や技術を駆使してよりきれいにしてもらえます。
依頼先を探す時は、上記の業者を選ぶ時に注目したいポイントを加味しながら、特徴を比較していきましょう。