物件の内見で必要な持ち物

気になる物件を内見する際には、いくつか必要な持ち物があります。
続いては、内見に向かう時に準備すべき持ち物を確認していきましょう。

スリッパ

内見先の物件によっては、清掃が済んでいない場合もあります。
清掃済みなら問題ありませんが清掃が済んでいないと、床が汚れている可能性が高いです。
靴下を汚したくないならスリッパを持っていくと安心です。
ただし、多くの場合は不動産会社側でスリッパを準備しています。
用意されているか不安な時は問い合わせたり、ホテルなどにある簡易的なスリッパをカバンに忍ばせておいたりすると良いでしょう。
また、不特定多数の人が使ったスリッパを履きたくないという方も、自分で用意してください。

物件の資料・図面

物件の資料には、家賃や間取りなどの情報だけではなく、周辺施設や物件のおすすめポイントなども書かれています。
いくつかの物件を回って見比べるのであれば、資料があると比較しやすくなるでしょう。
物件の資料に関しては基本的に不動産会社が用意してくれるので、入居希望者は特に準備しなくても問題ありません。
物件の寸法を測った時は、間取り図にメモをしたいと考える方も多いです。
そのような時は、間取り図だけ拡大したものを別途用意してもらえるように依頼しておきましょう。

メジャー

メジャーは、3m以上の長いタイプを準備するのがおすすめです。
不動産会社が用意してくれているケースもありますが、自分で使いやすいと感じるものを用意しておくのが無難です。
最近はスマホの計測アプリもあるので、使い勝手の良さで使用するツールを変えると良いでしょう。
メジャーを使って採寸すると、家具などを置いた時のイメージが湧きやすくなります。
入居後のイメージを固めるためにも、メジャーは必要不可欠なアイテムです。

メモ帳・筆記用具

メモ帳や筆記用具も忘れずに持参しましょう。
メモ帳などがあれば、より細かい寸法を記載しやすくなります。
おけそうな場所の広さをメモしておけば、家具や家電はどのくらいの大きさなら問題ないのか、などを確認しやすくなります。
内見時に気になったポイントや生活する際の注意点などを不動産会社から聞いた時にも書いておけるので便利です。

印鑑や本人確認書類

「内見した物件を気に入ってすぐに契約を結びたい」「仮押さえしておいてほしい」という場合もあります。
そうなった時に備えて、印鑑や本人確認書類も持参しておきましょう。
申込書を記入する際には印鑑が必要であり、本人確認書類のコピーも取る場合があります。
印鑑はシャチハタでは認められない可能性もゼロではないので、認印を用意しておいてください。
本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きのものが望ましいです。

(広告の後にも続きます)

物件の内見であると便利な持ち物

ここまで物件の内見時に必要な持ち物をご紹介しましたが、絶対ではないもののあった方が良いアイテムもあります。
続いては、内見時にあると便利な持ち物について解説しましょう。

家具や家電の寸法メモ

家具や家電の寸法メモは持っておくと安心です。
寸法メモがあれば、現在使っている家具や家電をそのまま使えるのかを確認できます。
間取りによっては現在使っている家具や家電とサイズが合わない可能性もあります。
新たに購入しなくても問題ないかを確認するだけではなく、新しく買い替える場合にもサイズを測っておいた方が設置できるか判断しやすいので決めやすくなります。

方位磁石

方位磁石を持っていくと、バルコニーの方角や窓の方角などを簡単に確認できます。
スマホのアプリを活用しても問題ありません。
「朝日が入ってきて目覚められるような寝室がある物件に住みたい」「西日が入る物件はできるだけ避けたい」「日差しが差し込むような物件を探している」などのニーズがあるなら、方位磁石は必要なアイテムです。
方位磁石はアプリであっても使い慣れていない方が多いでしょう。
そのため、内見する前に動作確認しておくことをおすすめします。

温度計・湿度計

快適な生活を送るには、温度や湿度をチェックしておくことも重要です。
エアコンなどの家電である程度改善できますが、帰宅したばかりの時に暑すぎたり、室内がジメジメしていたりすると不快感を覚えます。
快適に過ごせるかどうかをチェックするためには、温度計や湿度計を持参するのがおすすめです。
楽器やカメラなどを趣味としている人は、より温度・湿度を気にするでしょう。
防湿庫なども活用すれば問題ありませんが、室内の温度や湿度が高いと入居者自身も快適とは言えない空間になってしまいます。
そのため、温度計や湿度計を持参し、室内の状況をあらかじめ確認しておきましょう。

ビー玉

築年数が古い物件を内見するなら、ビー玉を持参するのがおすすめです。
ビー玉を転がすだけで簡単に部屋の傾き具合を調べられます。
ビー玉が自宅にない場合はわざわざ買わなくても、リップクリームなど筒状のものでも代用できます。

ストップウォッチ

ストップウォッチは、最寄り駅や周辺の商業施設からの距離を測るために使用します。
駅やスーパーなどへの距離や大まかな所要時間は物件情報に記載されていますが、歩くスピードは人によって異なるものです。
自分の脚で歩いた時にどのくらいかかるのかをチェックしておけば、他の物件と比較する際の有益な情報になるでしょう。

カメラ

いくつかの物件を内見するなら、カメラも準備しておきましょう。
本格的な一眼レフやミラーレスカメラを持っているならそれを持参しても良いですが、持っていない場合はスマホカメラで十分です。
カメラで撮影しておくと、前半に内見した物件の印象を忘れずに済みます。
また、写真を見比べることで候補となっている物件同士の比較もしやすくなるでしょう。

懐中電灯

内見する物件の中には、電気が通っていないところもあります。
入居者が決まるまで電気を通していない場合だと、内見時も暗い可能性があるでしょう。
特に夕方以降に内見をするなら、懐中電灯を持っていくと安心です。
最近はコンパクトサイズでありながら明るい懐中電灯も多く見られるので、カバンに忍ばせておけるサイズを用意しておくのがおすすめです。

内見当日は汚れても良い服装がおすすめ

内見をする時は、できるだけ汚れても良い服装を意識することもポイントです。
新築の物件や未入居物件、ハウスクリーニングが済んでいる物件なら気にする必要はありません。
しかし、内見可能な物件の中には、退去したばかりでクリーニングが済んでいない物件、退去日は決まっているものの現在も入居者が生活している物件などもあります。
クリーニングなどが済んでから内見したいと思うのは当然ですが、人気が高いエリアの物件や大家さんの意向によって、後者のような状況もあり得るのです。
退去したばかりの物件や入居者が生活している中での内見を行うなら、予備の靴下や家具などに直接触れないようにする手袋を持参すると良いでしょう。