処方薬と市販薬の使い分けについて

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処方薬も市販薬も、効果や費用負担が大きく変わらない場合もあります。では、どのように使い分けるとよいのでしょうか。

以前に病院で診断を受けている、含まれる成分が体に合っていることが分かっているなどの場合は、市販薬を活用してもいいでしょう。また、病院に行く時間がとれないけれど今すぐ薬が必要、という場合も、ドラッグストアの薬剤師に相談しながら、OTC医薬品を購入するのがおすすめです。

ただし、花粉症だと思っていても原因は花粉以外にもあったという場合もあります。マスクをしていても辛いほど症状がひどい場合や、市販薬を飲んでも効果が感じられない場合、まずは病院で検査や診察を受けるのがいいでしょう。症状や体質に合った薬を処方してもらい、適切な期間服用した方が費用の面でも負担が少なく、効果も感じられます。

最新の知見に基づく新たな治療が試せることもあるので、根本的な改善を考える場合にも、病院に行って相談してみるのがいいでしょう。

辛い花粉症を早く治療するためには、市販薬の中でもOTC医薬品を活用することが効果的です。しかし、より効果の高い治療や根本的な改善を考えるのであれば、病院で症状にあった処方薬をもらった方がいい場合もあります。自分の症状などをしっかり見極めて、花粉症の処方薬と市販薬を選んでみてください。