エアコンクリーニング業者を選ぶ際に押さえておきたいこと

エアコンクリーニングには故障や破損のリスクが付き物なので、専門的な知識や技術を持った業者を選ぶ必要があります。
しかし、エアコンクリーニングを業者に依頼したくても数が多く、どこへ依頼していいのか迷う方も多いでしょう。
また、残念なことに業者の中には高額請求を行うような悪徳業者も存在するので注意が必要です。
ここでは、エアコンクリーニング業者を選ぶ際の注意点についてご紹介します。

損害賠償保険に加入しているかチェックする

エアコンクリーニングは本体を分解し、洗浄してから元の場所へ部品を戻す作業が必要です。
万が一破損や故障があった場合、業者が損害賠償保険に加入していれば、保険から費用が支払われるので安心材料の1つになります。
賠償責任保険に加入していない業者の場合、修理費用が高額になっても修理代金が支払われない可能性があります。

会社の運営情報が明記されている/問い合わせ窓口があるか

エアコンクリーニング後も連絡が取れる窓口があるか確認しましょう。
作業後にトラブルが発生するケースもあります。
依頼する前にホームページにきちんとして会社情報が明記されているか、連絡が取れる窓口はあるのか、作業後に最後まできちんと対応してくれる会社であるかの確認は必要です。
フリー素材ではなく、スタッフの写真や作業中の様子などを写真で掲載している業者は、サービスに自信があるとも言えます。
口コミや実績なども併せて確認すると良いでしょう。

見積もり料金が適正価格で明確かどうか

エアコンクリーニングは、地域によって価格に違いはありますが、一定の相場があります。
相場と比較してあまりにも金額がかけ離れている場合は、他の業者へも見積もりを取りましょう。
以下のエアコンの種類と相場費用を参考にしてください。

エアコンの種類 相場費用
壁掛けタイプ 1台あたり8,000~1万円
お掃除機能付きタイプ 1台あたり13,000~19,000円
天井埋め込みタイプ 1台あたり18,000~26,000円

また、相場と比べて低すぎる場合も注意が必要です。
見積書が曖昧な表記であった場合は、詳細を確認しましょう。
例えば「○○一式」「10,000円~」など、具体的な作業や金額が書かれていない場合は注意が必要です。
清掃箇所が少なかったり、作業後に追加で料金が発生したりするケースがあるためです。
基本料金が安く設定され、オプション料金が高い場合もあるでしょう。
問い合わせの際は、追加費用が発生しないか、明確な価格を提示してくれるかどうかをチェックしてください。
作業後に「エアコンの汚れが酷かった」として追加料金を請求する業者も存在しますが、通常汚れ具合の差で追加料金は発生しません。

電話対応、メール対応などもチェック

問い合わせ時の対応や接客姿勢からその業者が信頼できるかも確認することも重要です。
横柄な態度ではないか、丁寧な対応かなどチェックしましょう。
わかりやすい説明や質問に対してきちんとした回答が得られるのであれば安心して依頼できます。
電話ではもちろんですが、メールなどのメッセージのやり取りでも接客姿勢を読み取ることができます。
言葉遣いややり取りする文章が丁寧であるかなどを確認すると良いでしょう。

お掃除機能付きのエアコンクリーニングにも対応しているか

最近は、お掃除機能が搭載された機種が多く販売され始めています。
比較的新しい賃貸物件では、備え付けのエアコンもお掃除機能が搭載されている可能性が高いです。
お掃除機能付きのエアコンの構造は複雑で、メーカーやエアコンのタイプによって分解方法も異なります。
高い技術を必要とするので、専門の業者であってもクリーニングを受け付けていない会社も存在します。
言い換えれば、お掃除付きエアコンでも対応できる業者は、技術力が高いと言えるので業者を選ぶ際の判断基準になると言えるでしょう。

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エアコン内部を綺麗な状態で維持するには?

エアコンは、夏や冬になると稼働頻度が高くなり、どうしてもカビや汚れが発生しやすくなります。
毎月プロにエアコンクリーニングを依頼することは難しいので、なるべく綺麗な状態を保ちたい方は多いでしょう。
ここでは、エアコン内部を綺麗な状態で保つ方法を3つご紹介します。

エアコンの使用後は送風運転をする(冷房使用時)

冷房使用後、すぐにエアコンの電源を切ってしまうと、エアコン内部は結露で湿った状態になります。
カビの発生を防ぐために、エアコン内部をしっかり乾燥させてから電源を切りましょう。

こまめに換気して空気の入れ替えを行う

外気を入れると、エアコンの効力が低下するので窓の開け閉めの頻度が下がりがちです。
しかし、エアコンは室内の空気を吸い込み温度調整をするので、室内の空気が汚れていれば、エアコン内部も汚れやすくなります。
空気中にホコリが多かったり湿度が高かったりした場合、カビや臭いが発生しやすい状況を作り出してしまいます。
エアコン内部を綺麗に保つためには、こまめに窓を開け外気の入れ替えを行いましょう。

定期的にエアコンフィルターの掃除をする

2~3週間に1回程度、フィルターの汚れを取り除きましょう。
フィルターはエアコン内部にホコリの侵入を防ぐ役目があり、特に汚れやすい部位でもあります。
フィルターを定期的に掃除することで、カビの繁殖を防ぐ効果が期待できます。

今回は、賃貸備え付けのエアコンクリーニングについて、業者に依頼した場合の費用や個人で行う方法などをご紹介しました。
エアコンクリーニングは、個人でも行えますが、掃除ができる範囲は限られます。
無理に掃除をしてしまうと故障の原因になるので、心配な場合は業者へ依頼することをおすすめします。
プロに依頼しても、個人で掃除した場合でも、エアコンを綺麗に維持するためには、使い方にも工夫が必要です。
使用時には、エアコン内部に汚れや水分が溜まらないよう意識して使うことを心がけましょう。