シャクナゲの名前の由来や花言葉
Soeren Schulz/Shutterstock.com
和名のシャクナゲの名前の由来は諸説あります。漢字では「石楠花」と書きますが、中国で薬用になる植物とされるオオカナメモチの「石楠」を間違えて当てられたという説や、シャクナゲの枝が曲がりやすいため、「一尺も真っ直ぐになれない」として「尺なし」と呼ばれたのが変化してシャクナゲになったという説があります。
学名のRhododendronは、ギリシャ語で「Rhodon(赤いバラ)」と「dendron(木)」という意味の組み合わせで、「赤いバラのような花木」という意味です。
シャクナゲの花言葉は、「威厳」「荘厳」など。またシャクナゲには毒が含まれていることから、「警戒」「危険」という花言葉もあります。
(広告の後にも続きます)
シャクナゲの代表的な種類
ハクサンシャクナゲ。F_studio/Shutterstock.com
シャクナゲは数多くの種類があります。ここでは、国内で見られる種類について取り上げてご紹介します。
アズマシャクナゲ
関東や東北地方に自生するシャクナゲです。開花期は5〜6月で、真紅のつぼみが開くとピンクの花が楽しめます。花のサイズは4〜5cmで、先端が5裂します。樹高は2〜5m。
ツクシシャクナゲ
紀伊半島、四国南部、九州に自生し、山地の林床地などで見られます。開花期は4〜6月で、花色は淡いピンク。花のサイズは4〜5cmで、先端が7裂してフリルのように見えて華やかです。樹高は4mほど。
ハクサンシャクナゲ
亜高山地帯に分布しています。開花期は6〜7月で、花色はピュアホワイトにほんのりとピンクがのる、可憐な姿が魅力です。花のサイズは3〜6cmで、5裂します。樹高はほかに比べて低めで1〜3m。
キバナシャクナゲ
北海道から中部地方の高山に自生しています。開花期は6〜8月で、花色は優しげなパステルイエロー。花のサイズは3〜4cmで5裂します。かなりコンパクトにまとまるのが特徴で、樹高は20〜60cm。