年金の繰下げ受給は受け取れる年数を基準に決めるとよい
年金の繰下げ受給によって損をするかどうかは、年金を受給できる期間が長いか短いかが重要になります。そのため、ひと月当たりの受給額が増えても、結局受け取る年数が短ければ繰り下げない方がよい場合もあります。とはいえ、具体的にどうするべきかは、個別の事情によって異なります。
年金の繰下げ受給について悩んだときは今回の試算を参考にしつつ、何歳まで生きればより多く年金を受け取れるか考えてみてください。その上で、何歳までなら繰り下げても無理なく生活できるかを考えて、完璧を目指さず、多少妥協し、ある程度損得の金額が変わっても割り切れるタイミングで決定するとよいでしょう。
出典
執筆者:柘植輝
行政書士
配信: ファイナンシャルフィールド
関連記事: