作家・宗田理さん逝去 「肺炎」の原因・症状を医師が解説

作家・宗田理さん逝去 「肺炎」の原因・症状を医師が解説

肺炎の受診科目

肺炎と疑われる症状がみられたら何科を受診すればよいでしょうか?

肺炎でみられる咳、痰、息切れ、喘鳴、胸の痛みなどの呼吸器症状が続くときには呼吸器内科や呼吸器科を受診しましょう。

高齢者では、咳などの目立つ症状がなく、なんとなく元気がないと思ったら肺炎だったということもあります。いつもと違う、何か様子がおかしいと感じたら、かかりつけ医を受診しましょう。

子どもの場合は長引く咳の症状や発熱などの全身症状が認められる場合は小児科を受診しましょう。

肺炎で行う検査

肺炎ではどのような検査を行いますか?

胸部レントゲン検査、胸部CTなどの画像検査や、血液検査、呼吸機能検査を行います。
病原微生物の特定には、喀痰培養検査を行います。

間質性肺炎が疑われる場合には、気管支鏡検査や気管支肺胞洗浄、外科的肺生検などの検査で詳しい病気の状態や診断の確定につなげます。気管支鏡検査は気管や気管支の中を観察し、組織を採取して調べる検査です。気管支肺胞洗浄は気管支鏡を通して注入した生理食塩水を回収して解析します。外科的肺生検は、全身麻酔下で肺の組織の一部を採取して調べます。

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