●アウトドアでも活躍
家庭での日常使いが本来の推奨スタイルだが、10.7kgと片手で持てる重さなので、車中泊やキャンプなどのアウトドアに持ち出すのにも現実的な選択肢になる。別売りのソーラーパネル(最大350W入力対応)と組み合わせれば日中に発電した電気を夜までためておけるし、「Charger 1」(別売り)を使えば、ドライブ中にオルタネーターの余剰電力で充電でき、AORA 100 miniとの組み合わせでは最速で4時間ほどでフル充電になる。なお、一般的な車のシガーソケット経由の充電は数十W~120W程度にとどまることが多く、10時間以上の充電が必要となる。
●「長く、安心して使える1台」を選ぶということ
AORA 100 miniの本当の強みは、コンパクトさだけではない。LFP(リン酸鉄リチウム)電池による6000サイクル・約16年(※1日1回フル充放電を行う前提で算出した試算データ)という電池寿命は、同価格帯の一般的なポータブル電源(3000回程度)と比べると頭ひとつ抜けている。50項目の安全保護機能と20項目の安全試験をクリアした「PowerArmor」が発熱や自己放電を極限まで抑えており、長期間充電せずに置いておく防災備蓄としても安心して使える。
安全性についても配慮されている。最近はモバイルバッテリーの発火・発煙事故がニュースを賑わせることが増えた。筆者は以前、使っていたポータブル電源から煙が上がった経験がある。だからこそ、ポータブル電源の安全性は特に厳しくチェックしている。特に毎日リビングに置いておくものは、安全性に関して絶対に妥協したくない。BLUETTIのように自社でセルレベルから検査体制を持つメーカーを選ぶことは、スペックの数字以上に重要な判断基準だと感じている。
アフターケアも充実している。本体3年保証と国内正規サポート体制に加え、使用済みバッテリーの無料回収サービスも実施。購入時から手放すときまで一貫して面倒を見てくれる体制は、長く使う製品だからこそ大切なポイントだ。
なお、定格700W(電力リフト機能で最大1,400W)という仕様は、全ての家電をカバーするわけではない。800W~のエアコンや1200Wクラスの電子レンジには対応できないケースがある。幅広い家電をバックアップしたいなら、出力1800Wを誇る上位機種の「AORA 100 V2」も選択肢になる。
「どうせ使わないかも」と思いながらも防災グッズを探している人、電気代が気になっている人、コンセントが届かない場所をなんとかしたい人にとって、AORA 100 miniは「とりあえず1台置いておけば、なんとかなる」という安心感を提供してくれる製品だ。長く使えて、安全で、困ったときに頼れる。家に1台あるだけで、日常にちょっとした安心をプラスしてくれるだろう。

