津波による損害を補償する保険とは?補償内容や保険金の請求方法を解説

地震保険の保険金を請求する方法

自宅が津波の被害にあったとき、地震保険の加入先である保険会社で請求手続きをします。保険金の請求手順は、以下の通りです。

地震保険の請求手順

保険会社へ連絡

調査員の訪問による被害状況の確認

保険金の支払額の算出と通知

保険金の請求に必要な書類の提出

保険金の支払い

1.保険会社へ連絡

津波の被害にあったときは、加入先の保険会社に連絡しましょう。 保険会社に連絡する際は、契約者名や保険証券番号、事故の状況などを伝えます。

2.調査員の訪問による被害状況の確認

保険会社へ連絡したあとは、地震保険調査員による現地調査が行われます。地震保険調査員は、現地を訪問して建物や家財の被害状況を確認します。

3.保険金の支払額の算出と通知

現地調査の結果をもとに保険会社は、建物や家財の損害状況を判定して、保険金の支払額を算出します。算出された保険金の支払額は、契約者へと伝えられます。

4.保険金の請求に必要な書類の提出

保険会社から伝えられた保険金の支払額に問題がなければ、請求書類を提出します。

5.保険金の支払い

必要書類が保険会社に到着したあと、契約者が指定した銀行口座に保険金が支払われ、手続きは完了となります。

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地震保険の相場はいくら?

地震保険の保険料は、建物の構造や所在地に応じて決まります。木造戸建て住宅よりも、鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションのほうが、建物の造りが頑丈であり地震による損害を受けにくいため、保険料は割安です。

東京都や神奈川県、千葉県など太平洋側にあるエリアは、地震保険料が割高となります。太平洋側のエリアは、将来的に大地震が発生すると想定されているためです。

地震保険には割引制度があり、建物に一定の耐震性能があると、保険料が最大50%割引されます。また、地震保険を長期契約(2〜5年)で加入したときも、保険料に所定の割引が適用されます。

ここで、以下の条件における地震保険料をみていきましょう。

地震保険の保険金額(保険金の支払上限額):建物2,000万円・家財250万円

建物の構造:ロ構造(主に木造住宅)

割引:免震建築物割引(所定の免震性能がある住宅を対象とした割引)

※上記の試算結果はあくまで目安です。詳しくは損害保険代理店または損害保険会社にお問い合わせください

建物の構造や保険金額が同じでも、建物の所在地によって保険料は大きく変わります。一方で国が運営に関わる公共性が高い保険であるため、契約内容が同じであれば、どの損害保険会社で加入しても保険料は変わりません。

地震保険の保険料は、こちらのサイトで試算できるため、条件を入力のうえ試算にご活用ください。