統合失調症とは?原因と症状、介護施設利用のメリットまで丁寧に紹介

3.治療

3-1. 薬物療法

薬を用いる治療方法では抗精神病薬の使用が一般的です。

抗精神病薬は幻覚や妄想などの陽性症状に効果があります。

場合によっては、気分安定薬や睡眠薬等も補助的に用いられます。

しばらく症状が安定していても自己判断で薬の服用をやめてしまうと、再発の恐れがあり危険です。

薬をいつまで使うか聞きたい時や、副作用がひどい時などは、自己判断せず医師に相談するようにしましょう。

3-2. 心理社会的治療

心理社会的治療とは、リハビリテーションや精神療法を組み合わせて、社会生活を送るのに必要な機能を回復させる治療方法を指します。

具体的には、集中力や持続力を回復させる作業療法や、病気についての知識を深める心理教育などがあります。

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4.統合失調症の方に必要なケア

統合失調症の方に必要なケアは、孤独感や不安を理解して、ご本人に寄り添うケアです。

統合失調症では、妄想や幻覚が現れます。

そしてその妄想は、ご家族や友人など身近な方が対象になることが多いです。

身近な方からすると、困惑することも多々あるでしょう。

しかし、妄想や幻覚の原因や真実を追求するのではなく、ご本人の気持ちに寄り添うことが大切です。